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05/11/2016
幸せを運んでくる
はずだったんですが・・・。
街のツバメ、子育ての敵は「ヒト」(Yahoo!:朝日新聞デジタル) ただし、農村部の方がヒトからの害は減りますが、カラスやヘビなど天敵からの害は増える、とのことで。元々あった崖など出っ張った部分の下に巣を作る習性が、ヒトの住む家のひさしに同様の効果を求め・・・しかもヒトの家だと天敵が近づきにくい、という利点もあってツバメが営巣するようになった、という話もあります。
ツバメは害虫を食べる益鳥、というイメージもあり・・・「守ってやると幸せを運んでくる」と言われるようになりました。基本的に営巣地を変えない習性もあって、毎年来るのを楽しみにしていた、という方もおられるかと。
しかし問題もあります。
小さな鳥の場合、「巣」というのは非常に無防備な場所であります。自身が休む時はもちろん、卵やヒナがいればなおさら。そこで親鳥はもちろん、ヒナがフンをするとそれを遠くへ運ぶ習性があるものが多かったりします。
スズメもそうだったりします。スズメも民家で巣作りをすることが多いのですが、この習性もあってか気づかれないことも多かったりします。
が、ツバメはそういうことをせず。ヒナはお尻を巣の外へ向けてフンを大量に落としていきます。
これは恐らくは本来は崖など高いところに巣を作るので、下にフンがあっても狙われる可能性がそれほど高くなかった・・・という風にも考えられます。同様にフンを「垂れ流す」系の海鳥では・・・やはり外敵がまず侵入できない断崖絶壁なんかに巣を作ったりしますし。
こういうとこからどうも「汚い」という話になっているようであります。
ツバメは場合によっては「二番仔」つまり一回目のヒナが巣立った後にさらにヒナを設けることがあります(場合によっては三番仔も)。ということは夏の間中フンが落ちまくるわけで。・・・そこが飲食店の軒先だったりするとやはり具合が悪くなってしまいます。
ツバメは毎年同じところに戻ってきますが・・・「ここはもうダメか」と判断すると戻って来なくなります。だから、もし、どうしてもツバメに巣を作って欲しくない、というのなら秋になってみんな巣立って空になった頃に巣を撤去して・・・巣作りしにくい突起とかカバーとかをかけてやると来なくなるんですが・・・。
・・・壊してしまいますか、やっぱり。・・・うーむ・・・。
02:23 AM | 固定リンク