« それは不要になる? | トップページ | 伝える気持ち »

05/22/2016

行きたかったんですけどね

いや、ホント行きたかったんですが・・・。
伊藤若冲展、ついに「320分待ち」に呆れる声も(Yahoo!:R25)。あの伊藤若冲の「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅の本物ですから見てみたかったんですが・・・この待ち時間、となると。
生誕300年記念 若冲展
ココに「混雑状況」が提示されます。こないだ(平日)にどんな感じかなー、と見てた時は午前中はそういう情報なかったんですが午後になった瞬間?くらいに「120分待ち」が当たり前な状況に。・・・2時間。チケット買うまでにはさほどかからないんですが、実物見ようとしたら2時間待たないといけない。
どうするかなー、とその日は見送ったんですが。その後職場との兼ね合いなどと開催期間との関係もあって行ける日が大分限定されてきて・・・ちょっと行けなくなってしまいました・・・。

伊藤若冲は↑にもありますが江戸中期の絵師であります。生誕300年ですから1700年代から1800年代頃ということになります。基本的にどの派にも属さず「孤高の絵師」とも評されていました。・・・この時代、江戸期も中期となると「職業絵師」というのは結構存在していました。つまりは絵を描いてお金をもらう人たちなわけですが・・・やはりある程度の「派」があったわけです。しかし若冲はそういった「派」には属さずほとんど自分の趣味で描き続けたようなものであります(晩年はちょっと事情が違ってきたんですが)。
曾我蕭白(そがしょうはく)などもそういった来歴の持ち主ですが・・・こういった独特な人たちはなかなか歴史に名を残しにくいものであります。そのため昭和になってから改めて注目されたようなものだったりします。・・・ということは「埋もれた超絶絵師」というのはまだまだいるかも知れません・・・?

しかも外国人が注目しての「逆輸入」で改めて日本で・・・というケースも多々。そのため今でも場合によっては海外の美術館の方が充実している、というのもなんだかなあ、と。

そんな若冲も今では大人気。それはそれで喜ばしいものなんですが・・・↑こうなってくるとなあ、たしかに整理券とかそういう方法もあったんでは、と。
若冲展待機列SFという新ジャンルが爆誕(togetter)
しまいにはこんなまとめまで。・・・主催した美術館もここまでとは思ってなかったんですしょうけど・・・今度もしやる、としたら・・・何らかの対策が必要かと。自分みたいないつでも行こうと思ったら行ける、という人間だけが見たかったわけではないのですから。

01:38 AM | 固定リンク