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05/28/2016

それぞれの「色」がある

多分、説明しても理解されにくいだろうなあ・・・。
「無知の放流」が「東京めだか」を絶滅状態に(Yahoo!:THE PAGE)。一応累代飼育してるわけだし、それをどんどん放流していけば「東京めだか」は復活するのでは? と思うかも知れませんが。この現状ではいくら「東京めだか」を放してもすぐに他の地域めだかとの混血が起こり・・・純粋な「東京めだか」はやはり姿を消していく、と思われます。どこかで一種「隔離」できるような場があればまた違ってくるのでしょうけど・・・。

問題の一つはペットショップ行けば非常に安価で「メダカ」を売っていることだったりします。あんなにたくさんいるものがなんで絶滅? とこう思われてしまうわけです。
じゃあアレとこっちのは別種か、違う種か、と言われても・・・たしかにそういうわけでもない。種としては同じ「メダカ」であります。交配すればきちんと次代を残すことができます。・・・「種」の差には、一つにはこの「次代を残せるか」というものがあったりします。いくら姿形が似ていても(見分けがつかないほどであっても)違う「種」同士を交配しても基本的に「次代」には繋がりません(基本的には、ですが。・・・実はこの辺も色々あるんですが・・・実際のところは)。

それでも同種であっても地域でそれぞれが世代を重ねることで積んできた「中身」は違う・・・。
例えばイワナやアマゴなどでは川によって模様が若干違ったりします。こういうのがあればまだ分かってもらえそうなんですが・・・メダカはあの大きさですし。見た目ではまず無理であります。
それでも違うもんは違うんですが・・・。
実は同様のことは他の小さな生き物でも起きています。自分の飼ってるコクワガタやノコギリクワガタでも。体系化されてないだけでそれぞれの「色」というのはあるもんなんですが・・・。
やっぱりなかなか理解されないだろうなあ・・・。

02:11 AM | 固定リンク