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05/10/2016
だらっと近況報告 5/10:クワガタ
あちこちで羽化の知らせが出てますが・・・クワガタ。
しかしうちではまだまだ幼虫の状態が続いております。それでもコクワ成虫はほぼ全頭が冬眠から起床。うち二頭(去年産卵しなかった大型同士ペア)は産卵セットに投入。早速朽木をがりがりやってますが・・・どうなりますやら。
なお「ほぼ全頭」と書いたのは実はちょっと気がかりなところがありまして。
種親として購入したペアは去年2015年の7月に2頭とも他界してます。今いるコクワは全てこの親の仔ということになりますが(ワイルドのペアなのでメスの連れ仔の可能性もありますが)一番最初、2013年に羽化したのは6頭いました。うち1頭は羽化不全で完全な成虫にはなれず他界。残ったのはオス1頭とメス4頭で・・・このオスとメス2頭の仔と、種親?オスとメス残り2頭の仔、というのが現在の幼虫たちなわけです。
この「現在最も年上の兄」は起床を確認したんですが・・・「最も年上の四姉妹」は全ての起床を確認していません。エサは食ってる形跡があるんですが・・・どうも何頭か落ちてるっぽい雰囲気もあります。・・・今後、エサ替えの時に確認できるとは思うのですが。
そして・・・ノコ。
現在いる成虫は奇跡的?に羽化を確認できた小歯型のオスと、そのオスより大きいメスのみ。これらはメス殺しであきらめていた産卵セットから回収できた幼虫3頭のうちの2頭でありました(残り1頭は溶けたっぽい・・・)。ノコは基本的に羽化したその年には活動を開始しません。一年ほどじっとしていて、春から夏になってエサを食い始める(後食開始)と初めて繁殖できるようになります。
一昨年、メス殺しでノコ全滅か・・・という落胆から秋口に新たに購入した繁殖品ペアもさっさと用土に潜り込んでしまって夏前まで活動開始しませんでした(このペアの仔が今幼虫として育ってます)。しかし記録を見ると5/3には活動を開始してエサも食い始めてます。
・・・5/3。
おいおい、じゃあそろそろ小歯型オスとそいつより大きいメスも活動開始するんじゃないか、と観察してたんですが。・・・いや、動いてはいるんですがエサ食わない・・・。
去年羽化した直後、メスは意外としっかりしていてさっさと用土に潜って行ったんですが、オスはなんかふらふらしてました。脚に力が入ってないと言うか・・・すぐに、ころん、と転がってしまう。・・・クワガタのことをネットで色々調べてみるとコクワのように越冬するタイプの連中は、寿命が尽き始めるとまず脚から動かなくなるようだ・・・という記述がまま出てきたりします。じゃあ、こいつもダメか、と。
実は今年の1月に確認してみた時、このオスは完璧にひっくり返ってました。脚がどう、とかそういう問題ではなく。クワガタはいわゆる「死んだふり」をすることがあるんですが、その時には脚は全部折りたたんでぴったりと体にくっつけます。あるいは六本の脚全部を同じように軽く曲げて広げていたりします。その脚が、だらん、としていたらそれは本当に死んでいるんだ・・・というのが通常であります。この時も脚に力も何もなくひっくり返ってたので・・・これは、もうダメか、と。
・・・メスは残っているから夏にどっかでお婿さんを探そう、ノコやコクワならそこらでも買えるんじゃないか、と本気で思ってました。
が・・・その後3月に再び確認してみると。・・・やけにさっさか動き回る姿が。いや、そんなに活発ではないんですが・・・それでも脚もしっかりしています。ただ・・・エサ入れても食わない。メスも食わない。
エサ替えの時にはスプーンに思い切り攻撃してきたりします。でも・・・食わない。
よし。じゃあ・・・とりあえず産卵セットに放り込んでみよう。前に幼虫を回収したセットがあるからそのまま放り込んでみたら状況も変わるんじゃないか、ということで一昨日放り込んでみたんですが・・・。
昨日、確認してみたら・・・エサは食ってないんですが・・・プラの壁に何か白いモノが。白い・・・幼虫? 終齢幼虫?
掘り出しモレ?あんだけ確認したのに?
・・・そう言えばこのペアもそういう状況で見つかったんだっけ、いや、奇遇だなあ・・・とか感心している場合ではなく。当たり前ですが幼虫と成虫を一緒にするとほぼ確実に幼虫が殺されます。急いで「掘り出し」を行い・・・用土に潜っていたペアを回収して・・・幼虫も回収。さらに他にもいないか確認して・・・今度こそいないことを確認。
・・・やっぱり新しい用土をきちんと用意すべきだった、ということかと思われます。ものぐさはいけませんな、やはり。
ところで・・・幼虫の方は順調なんですが。冬の間乾燥を防ぐ意味もあって飼育ビンに月に一回水を注いでました。そんな大量ではなく。表面を湿らせるには少し多いくらい。でもそれでも用土の一部の色が変わるくらいでした。
それが・・・ノコもコクワも両方とも水やってたのに・・・なぜかノコの何頭かはビンが「水没」してしまいました。いや、文字通り「水没」であります。用土は完全に泥と化し、幼虫は泥の上をのたうちまわっているような状況。まるで干潟に打ち上げられた芋虫。それぞれのビンへの水分量はさほど変わっていないのに・・・いくつかだけ。しかも三日ほど前までは何も異変はなかったのにいきなり、というケースも。
ということは・・・幼虫が飲んだ水を吐き出した、ということなのか・・・? 蛹化の前兆、ということなのか・・・その辺はちょっと分かりませんが・・・?
5/11 追記:ノコのペアリング・後食あっさり確認・・・オスメス一緒にしたから、かも? あんだけ心配してたのはなんだったんだ・・・。
01:40 AM | 固定リンク