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04/15/2016
タコは意外と
頭がいい、とか言われますが。
ニュージーランドで水族館のタコが脱走(CNN)。
「タコは体が柔らかく、口の先さえ通り抜けられれば非常に狭い隙間でもくぐることができる」(「」内↑記事より引用)
実際、思わぬすき間から逃げ出した・・・というのはよく聞く話だったりします・・・タコ。これがイカだと背中の「板」があるんでそうでもないんですが。ヒトで言うところの「骨」がなく、固まったカタチがなく・・・どんな形状にも変化できたりします。
種によって若干の差異はありますが、タコならこういうことが結構可能だったりします。
それでも種によっては例えば猛毒を持つ代わりに墨を吐かなかったり。あるいは千変万異に形状を変化できたり。しかし最近の研究者が注目しているのはタコの「理性」だったりします。・・・学習能力が極めて高い、とされているのです。
実験では「ビンの中にカニ」で・・・そのビンはねじ式のフタ、というものであります。これをタコは何度か失敗を繰り返しながらなんとか開けることに成功して、中の好物のカニをゲットします。
興味深いのはここからであります。一度成功したタコはその後は迷わずねじ式のフタを開けていきます。・・・そしてその成功している様子を透明な仕切り板の向こうから別のタコに見せていると・・・そのタコも短時間でフタを開けるようになる、と。
分化の伝播と言うか慣習の伝達と言うか。そういうものが確認されているのですが。
・・・ただ、タコの寿命というのは実はかなり短いものが多いもので。マダコは基本的に一年で繁殖活動して死んでいきます。そのため知識のストレージもなかなか貯まりづらいのかも知れません。が・・・将来的にその辺も変わってくるタコが出てきたりしたら・・・またちょっと違ってくるかも知れません・・・?
02:28 AM | 固定リンク