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04/06/2016

イメージの問題

何度か触れて来ましたが。まあ・・・時間が経つのを待つしかないような。
「容疑者、女子高生アニメに夢中」に批判多数(Yahoo!:withnews)。件の「少女監禁事件」の犯人であります。『人気学園アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に熱中していてカバンにキーホルダーを付けていたというエピソード』(『』元記事より引用)により「犯人は女子高生アニメに熱中しており・・・」ということになった、と。
知ってる人は知っていますが「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公は確かに女子高生ですが、あれはそっちメインのアニメではなく。SF色の強い作品で・・・この犯人くらいの年齢ならフツーに観ていそうな作品であります。
・・・記事中にもありますが、ここで「批判多数」というような風潮になってきている、というのはある程度時間が経ってきている証拠の一つでもあります。・・・ちょっと前だと「あーやっぱりそういうオタク趣味だからこういうことやるんだ」という流れが一般的でしたし。

・・・報道する側の認識、というのもあぶり出されてくるわけですが。
ちょっと前にはマイナーでサブカルだったモノが今ではメジャーで市民権を得てる・・・の代表が「アニメ」「マンガ」「ゲーム」であります。ただ・・・クールジャパンなどと持ち上げられてますが今の「主流の世代」はまだこういったコンテンツに批判的な世代なわけで。「ああいうものはバカが観るものだ」という教育を受け・・・「キモいオタク御用達」といった感覚が当たり前だったりします。
・・・自分は世代的にその辺に近かったりするんで、同年代にそういった話は振らないことにしています(しかも自分の場合20代後半に初めてこの世界に踏み込んだ「遅くかかったハシカ」状態)。
一つには多感な頃にはほとんど目に触れず、後になって一般的になってきた、という感触を覚える世代だから・・・ということもあります。誰でも未知の世界は怖いもんであります。でも今の10代はもちろん、20代にとってはすでに「あった」ものであり・・・さらにその親世代でもこういった批判的な認識が大分薄れてきてるのでさらに「一般化」が進んでいます。

完全に一般化するにはもうちっと時間が必要ですが。あと・・・20年くらいですかねえ・・・今の10代20代の子供が大きくなってくる頃。・・・まあ、その頃にはまた違ったものが同じようなポジションにいるかも知れませんが。
ところで。
↑「多感な頃にはほとんど目に触れず、後になって一般的になってきた、という感触を覚える」モノ、というのは他にもあります。ネットなんかがいい例で、こちらは各世代にも受け入れられてます。
・・・やり方かなあ、とも思うのですが・・・イメージの持って行き方、と言うか。「ネットオタク」というのは存在していますがそれほど変なイメージありませんし。

12:29 AM | 固定リンク