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03/25/2016

流行りは作れる

・・・いや、作れてないか・・・。
「イースター」じわり拡大? 商戦あの手この手(Yahoo!:ANN)。・・・ハロウィーンと並ぶ「国内で流行らそうと必死な海外発イベント」であります。そもそもはキリストの復活を祝う「復活祭」で(春の訪れを祝う向きも?)同時に「タマゴ探し」などのイベントも開催されたりします。
この辺、ハロウィーンと似てるところもあるんですが。
毎年決まった日にやるわけではなく、今年は今週末。海外のサイトなんか行くとそういうイベントっぽいことやってたりするんですが・・・。

なんで日本の場合まず「企業が仕掛けよう」とするんだろう・・・。
元々は宗教行事なわけで。欧米ではそっち方面から民間にイベントとして広がっていったわけで、そこには相当の時間があったわけです。例えば「ピクニック」という食べ物や飲み物を持ち寄って出かける、という「イベント」ですがこれは産業革命以前にはほとんどなかった、とされています。
なぜか、と言うと・・・産業革命で「雇われ労働者」が大量に発生→決まった日に休む「休日」が発生→休日に家族友人で出かける、という習慣が定着した・・・という流れがあったのでは、とされています。
つまりその辺にならないと「大きなイベント」というのはなかなかできなかったのでは・・・という見方もできる、ということであります。その頃から時間かけて今みたいに定着してきたのが欧米だったのですが・・・。

十数年くらいでしょうかね、日本での「ハロウィーン」「イースター」は。もちろん、キリスト教系ではずっと前からやってますが、今のような形は・・・。
「クリスマス」「バレンタイン」という前例があるから、というのもあります。両方とも明らかに企業からの積極的な「押し」で定着してます。が・・・社会情勢その他、今とはまた違った土壌に種まいて成功した例であります。全然違う性質の土に促成剤ぶちこみながら植えたって根付くもんも根付きません。

もうちっと「儲け」が見えない形で時間かけてじっくりやれば・・・と思うのですが。「ブームを作って利益を上げよう」と作ろう、作ろう、とすればするほどかえって引いていく人たちは結構いると思うのですが・・・?

10:14 AM | 固定リンク