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01/28/2016
お高いから
イギリス。フランスの難民政策を風刺するバンクシーの作品、二日で撤去(Yahoo!:FNN)。「バンクシー」とは街角などにペイントを施す覆面芸術家で、世界各国で特に風刺画などが目撃されていたりしますが・・・「覆面」でその正体はまだ分かっていません。が、高い芸術性が評価されて高値で取り引きされたり著名人にもファンが多いことでも知られています。
しかしゲリラ的に「落書き」していくわけで。その辺をいくら芸術だから、と言ってもなあ・・・という向きもあったりします。これはスバラシイ、とか言われても勝手にペイントされた側からすれば(持ち主がそういうのに特に興味なければ)本当にただの「落書き」であります。
・・・今回は二日で撤去、とのことで・・・やっぱりその辺の公序良俗とかそういうのかな、と思ったのですが・・・。
実は高値で取引されるものが誰でも触れられる街中に放置?されてるわけで。そこで誰かが持って行こうとしてもおかしくない。実際にそういう形跡もあったようですし・・・そこで建物のオーナーが「保護」した、と。
・・・なんか「風刺」という立場からするとちょっと滑稽な気もしますが、そういう結末。そもそも簡単に撤去できそうな板に描いた、というのもなんだかちょっとよく分からないところではあるんですが。
そう言えばこういう覆面芸術家で「売れる」というのは一体誰が売ったことになってその代金はどうなるのか、そういうとこも不透明なんですが・・・まあ、色々その辺の事情は様々あるかと思われます。
そして。バンクシー関係の話が出るたびに思うのですが。・・・こういうのはそういう「認められた」作品だからもてはやされるのであって、誰もかれもが落書きさえすればみんなバンクシーになるわけでないのです。・・・と、所かまわずスプレーなんぞで壁に落書きして粋がっている連中には理解して欲しいのですが・・・無理だろうなあ、多分。
02:35 AM | 固定リンク