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01/14/2016

オモテとウラ

まあ・・・現在でもよく分からんのもありますが。
オリンピック・パラリンピックに向け国土地理院が「外国人向け地図記号」作成を決定(Yahoo!:読売)
『日本で交番を意味する警棒を2本交差させた地図記号を、「わかりやすい」とした回答が4%と低かったため、外国人向けでは警察官が敬礼するポーズにした』(『』内↑記事より引用)
なんかこういうとこは分からんでもないんですが。・・・今の人たちで「警棒を2本交差させた」=「交番」と即座に連想できる人が4%しかいなかった、というのは当然かと思われますし。すでに「地図記号クイズ」的なものが結構マニアックに扱われてるのも現状だったりします。

しかし「卍」ですか・・・。
アレは表と裏があって、「裏卍」をナチスが採用してちょっと角度つけて「ハーケンクロイツ(鉤十字)」としたのであって「寺」を意味する地図記号は「表」の方なんだってば・・・と言ってもなかなか理解されなさそうなとこではあるんですが(「表」は愛を、「裏」は力を表していて「力愛不二」という表裏一体の考え方を体現している、という話もありますけど・・・?)。
某カードゲームのカードでも似たような騒動がありましたが・・・そこまで神経質になる必要があるか、と言えばそうなる人もいて別にそうでもない人もいる、それが世界であります。
ただ、そういうこと言い出すと今度は「病院のマークに十字を使うとはイスラム教徒への配慮が足りない」とかそういう理論も成り立ってしまいます(あちらでは「赤十字」ではなく「赤新月」)。

本来なら「日本人用」「外国人用」と分ける必要のない世の中、というのが正統なのでしょうけど。そうなるにはまだ世界は多様過ぎてまだまだ混沌の中、ということなのかも知れません。・・・まあ、でも、そういう世界だからこそ興味深いところではあるのですが。

02:34 AM | 固定リンク