« 歴史と規制 | トップページ | 自治体で初 »

01/10/2016

日本で言えば焼酎?

ちょっと違うか・・・立ち位置的にも。
ロンドン・蒸留酒ジンに二度目のブーム到来(AFPBNews)。一度目はいつだったのか、と言えばなんと18世紀の話であります。安価に製造されたため産業革命により多数の労働者がロンドンに流入、「労働者の酒」と呼ばれてましたがそのために治安や風紀が悪化した、とされ・・・反対運動的なことまで起きています。
ジン(Wikipedia)
なお。当時のジンは今のとは製法が違っています。現代主流の「連続蒸留方式」・・・何度も何度も蒸留して純度の高いアルコールを精製する・・・は19世紀に入ってから本格化しています。当時は一度しか蒸留しない「単式蒸留」が主だったので、かなり素材の味が出ていたと思われます。
・・・ちなみに焼酎にも「連続」「単式」の違いがあって、「甲類」が「連続式」で純度の高いアルコールの焼酎に。「乙類」は「本格焼酎」とも呼ばれますが「単式」のため素材の風味が残る出来になってます(高価なのはこっち)。

しかしどこの国でも安酒というのはあまり良くは思われないもんなんですが。
日本の場合「日本酒>焼酎」の図式がかなり根強く残っていました。ちょっと前の焼酎ブーム辺りからようやく薄れてきましたが・・・それでも、なんかちょっと残ってるような気もします。
一方のジンはカクテルベースという方法で生き残ってきました。そのままだとちょっとクセがあって(薬くさい?)好みが分かれるんですが混ぜてしまうことで味の決め手となってきました。・・・どっちかと言えばこっちの方が有名かも知れません。

あくまで嗜好品なんで優劣つけるのもどうかと。好きな人は好きなわけで。特に酒は飲まない人と呑む人の差が激しいもんでありますが・・・実際にはかなり奥深いもんなんで(種類だけではなく)その辺も含めて楽しむ、というのもアリかも知れません。

12:10 PM | 固定リンク