« 息の長い企業 | トップページ | 大人用です »

01/05/2016

単なる資料

・・・とはいかないでしょうなあ・・・。
ヒトラー「我が闘争」解禁、著作権は去年末に失効(Yahoo!:産経)。基本的に「書いた人没後70年」で著作権は消えて、いわゆる「パブリックドメイン」となります。出版し放題・・・とまではいきませんがこれまでのように各方面への申請や許可取得などの「垣根」が下がるわけです。
しかしモノがモノであります。ドイツのバイエルンなどの州ではそのままの出版は阻止する意向を示していますし・・・他の国でもそういった動きは当然あるかと思われます。

そんな中8日に「注釈付き」それも「批判的注釈付き」での出版、とのことで。
「こんなもの読んではいけない」ではなく「爆発物処理的」にそういった注釈をつけての発行。ページ数も倍以上になる、との見通しであります。
・・・一つの手段ではあるのですが・・・。
しかしどこかから「そういうものであっても出版するなんて注目を集めてまたああなってしまうのでは」といった危惧も出されそうな。書籍そのものは単なる資料にすぎないのですが、内容は、となると。
新たな「火種」となるのかそれとも「鎮火」となるのか。その辺はまだ未知数ですが。・・・でも臭いものにはフタしてしまえ、という逃げの一手よりはまだ・・・とそんな気もします。

12:56 AM | 固定リンク