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01/31/2016

グレッグは死なず

「不死身の攻撃機」A-10、繰り返される再評価(Yahoo!:乗り物ニュース)。たしかに対地攻撃しかできず、速度も遅くて空中戦なんかもっての他の飛行機・・・タイミング的なものが合わない限り役には立たないだろう、とされても仕方なかったりします。
それでも個人的には好きな飛行機の一つであります。これとドラケンは自分の中では双璧だったりします。

現在の航空兵器というのはかなり洗練されてきていて・・・言い方を変えると面白みがない、と言うか。何でもそつなくこなすかそれとも徹底的なスペシャリストか。
・・・A-10も対地攻撃しかできませんからスペシャリストと言えばスペシャリストなんですが。それでもどこかに「古き良き時代」的な匂いが残っているような気がします。

1970年代から1980年代、というのはちょっと特殊?な時代で、いわゆる米ソの冷戦真っただ中。もちろん第二次大戦は終わってますが、戦争が終わるか終わらないかの頃に生まれた子供たちがちょうど働き盛りで社会の中枢に入って来るような頃であります。
そのせいかどうかは分かりませんが。・・・なーんかどっかそれこそ「不器用」なモノが多く出回った頃、と自分は思ってます。ムダを削ぎ落したら本来必要なものまで切り落としてしまった・・・的な。あるいは逆に盛り込もう、としたら余計なもんばっか取り込んでしまった・・・とか。

A-10は外見上はそうでもないんですが(と、自分は思ってますが)なんかやってることがなあ・・・と。こういうちぐはぐ?なモノ、というのは最近ではなかなか出てこないような気がしてます。
・・・まあ、もっとも今から100年くらいしたら「2010年代てのはどうも幼稚でね」とかそんな風な評価になってるかも知れず。状況と状態によって色々変わるもんではありますが。

02:18 AM | 固定リンク