« ただの懐古趣味ではなく | トップページ | 日本で言えば焼酎? »

01/09/2016

歴史と規制

・・・有害図書とかの規制・・・というのとも、ちょっと違いますか。どちらも歴史はあるんですが・・・。
刺青と規制、脈々と続く歴史(Yahoo!:withnews)。現代日本で受け入れられてないのは単純に「威嚇目的で彫っているようにしか見えない」というところのような気がしますが。例えばアイヌの人たちや古代日本の場合(あるいは海外のある地方でも)「刺青を入れる」という行為には多分に宗教的・信仰目的要素が強かったと思われます。が、現代日本ではまるで武器を携行しているように見られてしまう。
これは特に戦後以降と思われますが・・・いわゆる反社会勢力の影響が大きいのかも、と。ああいった人たちが墨を入れて好き放題する。そういった風潮が広まれば自然と「ああいう連中は刺青をするものだ」というように定着していってます。・・・さらに実際にそういう目的で入れる人たちも少なからず(カタギでも)いるのが現状なわけであります。

・・・過去の日本でも江戸期辺りには明らかにファッション目的で刺青したりする文化もありました。・・・髭と刺青の比較、という話もあったりして。戦国期に髭は当たり前だったとされてるんですが、江戸期に入ると髭は衰退、代わりに刺青が・・・というものであります。
実際はどうだか分かりませんが(江戸期に刺青禁止令が出てたくらいですし)・・・比較としては興味深いものであります。

現代ではボディペイントからシールまで「身を飾る」ファッションとしての刺青というのは世界中に見られます。・・・そこへ医師法を持ってくるのはどうか、とも思うのですが・・・なんかこじつけっぽいと言うか・・・国家資格として「墨師」を考えてもいいのでは、と。そういうことになればこういうことまでは言われないはずですし。
・・・ただ・・・「なんかコワイ」というイメージはそれでは払拭されないわけで。いくら「海外では・・・」とやってもなかなか難しいわけです。
もっときちんと相対する、と言うか。今のように「ファッションだから」とそっちのイメージに変えよう、変えようとするのではなく・・・なんとか世間的に認知されるような向きに持って行ったら、とかそんなことも思うのですが・・・?

12:38 AM | 固定リンク