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12/27/2015

礼を失する

京都清水寺、持ち込み絵馬の苦慮(Yahoo!:京都新聞)。「絵馬」とは読んで字のごとく「絵に描いた馬」ですが。元来は神社やお寺に生きた馬を奉納して祈願していたことに由来します。・・・つまりは最初の頃?はそれなりに用意のできる人たちしか祈願できなかったのですが・・・後に「絵に描いた馬」でも良い、ということになった、ということでもあります。
今はフツーに「絵馬」として売っています。
それにお願い事を書いて所定の場所へ吊るす、というのが作法になっています。・・・これから受験シーズンが始まりますから天神さまとか特にそういう風景が増えるかも知れません。

・・・しかしこういう行事や作法というのは日本だけなのかも・・・?
アジアのどっかから来る観光客が「いちいち現地でそういうのを買うのは時間がもったいない」ということで「自作」の絵馬を持参、というこかと思われます(漢字だけ、ということでどの国か、というのは見当がつきますが)。もちろん直接買わずに持参、そういうケースでも問題はないのでしょうけど・・・。
『清水寺は、自作の絵馬を寺に持ち込む場合は「礼儀として声を掛けてほしい」とする』(『』内↑記事より引用)
当然と言えば当然な話ですが・・・日本では。さらに清水寺の印に似せた印が押してあったり大量に、となると・・・これは礼儀以前の問題で「失礼」であります。
・・・最近の日本でも、日本人でも「相手の気持ちを考えて」ということのできない(もしくは考えることすらしない)人が増えてますんで、まあ、あまり言えないかも知れませんが・・・。

小さなこと、と思われるかも知れませんが。でも場所をわきまえてきちんと礼に沿った行動をとる、というのは別に日本に限った話ではない・・・と思うのですが。

01:38 AM | 固定リンク