11/13/2015
何かチガウ
シアトルに「Amazon書店」オープン・・・目的は書籍販売ではない?(Yahoo!:Forbes JAPAN) 真の目的は「データ収集」ではないか、とのことで・・・そこまでやる必要あるのかどうか、とかそんなことも思ってしまいますが。
・・・リアル本屋なら本屋らしく「Amazonオススメの一冊!」とかそういうのをやるのかと思いきや。「書店」としては体裁を整えただけで実は・・・ということなのかも知れません。
「日本と違いアメリカでは書籍や雑誌の定価販売が義務づけられていないため、通常は書店ごとの値札がついている」(「」内↑記事より引用)
あ、たしかに・・・と妙なとこで感心してしまいましたが。日本の場合ひっくり返せば本の値段を即座に知ることができます。雑誌なら表紙に。これは全国どこでも、ネットでもリアルでも同じ値段になってます(もちろん送料は別、ですが)。それがあっちでは決まっていないので、知ろうとしたら店員さんに聞くのではなく・・・アプリをダウンロードしてバーコードをスキャン。
・・・つまりこれが狙いなんではないか、と。
アプリをダウンロードした時点でIDなど個人を特定できるものを割り振ることになります。そこから「この本をスキャンした」「今度はこっち」「この傾向の本をスキャン」というようにその人の「書籍履歴」を得ることができます。
そうなるとあっちでは書籍の値段は「定価」として決まっていないので・・・安くしたり高くしたりもできる、と。現行日本のアマゾンでもやってる「あなたにオススメ」的な宣伝をより効果的に行える・・・ということになりそうな。そのデータ収集兼テストケースとしての「ビミョーな実店舗」ということなんではないか、と。
・・・ちょっと日本の感覚だとなんかチガウような気もしますが。そこまでデータが欲しいのか、的な。そもそもその「オススメ」データはどこまで信用できるのか・・・現段階でもかなり怪しいもんですし(どこをどうつついたらそんなんがオススメになんねん、てのが結構あったりしますし)。
書店は書店として充実させていけばいいんでは・・・と思ってしまいますが、それ以上の「何か」を得よう、とかそういうことなのかも知れませんが。少なくとも同じような実店舗を仮に日本でオープンさせたとしても・・・続かないだろうなあ・・・。
12:29 AM | 固定リンク