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11/26/2015
イメージ「だけ」の問題
ゴキブリ2000匹展示、ケースなし絶叫必至(Yahoo!:朝日新聞デジタル)・・・まあ、そんなもんだろうな、と。画像上でどんなゴキブリかは分かりませんが・・・検索してみると日本に生息してるのとさほど変わらんようであります。
ゴキブリとは古名「ゴキカブリ」とも言います。明治期に「ゴキブリ」の名前が一気に広まった、とのことですが・・・古名は「御器」つまり「食器を被る」という意であったとか。食材の余りなどを漁る姿からこういった名前になった、とされています。
数億年前から地球上に似た連中が生息しています。
エサは・・・基本何でも食う。終齢以外なら自分で脱皮した皮を食らっても生き延びます。特定の薬品系統など(身近なとこだと家庭用食器洗剤など)以外はほとんど生命活動に影響を与えられず・・・かなりしぶとい生命体ではあります(そうでもないと現代まで生き延びてこられなかったでしょう)。
ただ・・・この昆虫、嫌悪の割合に国際的な「差」があります。日本では正に蛇蝎のごとく、場合によっては親の仇以上、キモチワルイ生物の代表格通り越して「永久欠番」的なほどに嫌われてますが・・・ところ変われば食用やペットになってます。
・・・これはちょっと意外と思うかも知れませんが・・・カブトムシやクワガタというのは日本では、まあ、子供も含めて通常に「ペット」として飼われています(自分もその一人ですが)。しかし場所によってはゴキブリの類をペットにしていてしかもそれらはカブトムシやクワガタよりも名が通っている、なんてこともあったりします。
「えー・・・なんで?」と思うのはある意味自分勝手な感想であります。あっちからしてみれば「なんであんな動きもしない真っ黒なだけの昆虫がかっこいいとか思うのか」てなもんでしょうし。
日本でも過去から続くイメージ・・・汚いところにいる・病原体を運ぶ・飛びかかってくる・つるつるする・・・などから非常に悪い印象でまとまっています。まあ・・・この辺は仕方ないところであります。将来食糧難になって、仮に「食用ゴキブリ」が普及した、としても多分みんな食わねーだろうなあ、と。それは仕方ないことであります。
でもそこまで嫌う必要あるんかな・・・と。まあ、個人的なとこですが。
自分はそういうのに全然抵抗ないんで(あったらクワガタなんて飼ってないですが)ゴキブリの死骸をそっと片付けたら小さな子供たちに「げ。あの人触ったよ」「きもっ・・・すげー」とか言われても・・・嬉しくも悲しくもなんともないんですが・・・あの子供らが大きくなってもやっぱりムシにさわれなくて見ただけでも怖がるようになるんかなあ、と思ったらそっちの方がさみしいなあ、と。確実に人生の何割か損するなあ、と思ってしまうのですが。
12:36 AM | 固定リンク