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10/10/2015
有用な技術までには
ゾウにがんが少ない理由を解明・・・米研究(Yahoo!:AFP=時事)。たしかに体が大きい=細胞の数が多い、ということですからがんにかかる可能性も高くなるわけですが・・・たしかにそう考えるとゾウの場合その危険性が高くなるはず、なのですが。
しかしゾウはがんになる率が低い。これは初めて知りました。
そうなると「なんで?」と思うわけで。それが今回解明されたわけです。
がん(癌)という病気は今のように理由がはっきりする前は悪霊とか天罰とか色々言われていましたが・・・現在では「がん細胞による様々な不具合」ということが分かっています。ウィルスなどの感染症ではなかったりします(ウィルスが原因で・・・ということはありますが感染症とはまた違う)。
しかしこの「がん細胞」、誰でもどんな動物でも持っているものだったりします。通常の健康な細胞がある日突然「がん細胞」になって悪さを始めます。・・・中にはさほど悪さをしない場合もありますが、悪さをするものを「がん細胞」と呼ぶわけであります。
これを治すために人類は大変に努力してきました。昨今は早期発見なら完治することもあり・・・「不治の病」とは100%言えないほどにまでなっています。が・・・それでもまだ怖い病気には違いありません。
それが・・・ゾウには少ない、と。それには遺伝子が関係していて、その結果腫瘍形成を抑制するタンパク質の生成力が人間よりも高い、と。さらに腫瘍化した細胞を駆逐するシステムも充実している、と。
・・・今後、こういう研究を生かしての「がん征圧」への研究も進むと思われます。
ただ・・・安易に「遺伝子組み込もう」とかそういうことにはならないで欲しい、とは思いますが。・・・有用な技術となるにはやや時間が必要だと思われます。それでもじっくりと研究を進めて頂きたいところであります。
02:03 AM | 固定リンク