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10/24/2015
両目は実は少数派
オーストラリア研究・ワニは片目を開けて眠ることがある(Yahoo!:AFP=時事)。実際、鳥類やワニだけではなく、イルカもそうやって眠ることがある、とされています。人間のように「両目をつぶって眠る」というのは少数派なんではないか・・・というのは前々から言われていたことでありました。
考えてみれば「両目をつぶって眠る」「熟睡する」というのは非常に危険な行為であります。
人間以外の哺乳類でも数時間こういった無防備な体勢になるのは少ないですし。例えばキリンやゾウは野生下では立ったまま眠ることが多いんだそうですが、動物園のように安全な場所だと座り込んで眠るようになる・・・とか。やはり条件によって違ってくるということのようであります。
なんで動物は眠るのか、というのは実はまだ100%解明されていません。
活発に働いた脳を休めているんではないか、と言われてますが・・・それだと脳という器官を持ってる動物はきちんと眠る必要がありますが、人間のように数時間も・・・というのは前述のようになかなかいません。かのドリトル先生の話の中ではオウムのポリネシアが「何回かまばたきをするくらい」的なことになっていて、当時は「まさか」と思ってたんですが実際にはそんなもんかも知れない、と思ってます。
種によって「睡眠事情」というのは大分違ってくるもんであります。
・・・無脊椎動物とか。人間のような「脳」を持ってるわけではありませんが神経系はあります。じゃあ眠るのか、と言えば・・・冬眠は温度が下がって動けなくなるようなもんですし。動物にとどまらず植物となると・・・「寝てる」という話もありますが(休眠期という状態はある)まだ確実ではありません。
今後解明が進むことによって例えば不眠症に対する治療とかそういう方面に役立つことになるかも知れません。が・・・そういう方面だけではなく別の方向、生命の進化の行く末とかそういう方面にもメスが入るかも、と実は個人的には思ってますが・・・何せこんだけ身近なのに実はほとんど分かってない事象、というのは・・・いや、結構あるかも、そういうのは。
12:20 AM | 固定リンク