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10/21/2015
こなれるまでは
大変そうだなあ・・・。
ETC、「バー」がなければ渋滞緩和? 撤去実験始まる(Yahoo!:ANN)。よく「この渋滞の先頭が見てみたい」とかそういう話がありますが・・・実は渋滞に「先頭」はないんだそうであります。クルマが一台一台少しずつ少しずつ減速していった結果、徐々に車間距離が詰まっていって渋滞になる。
すでに社会実験的なものも多数行われています。例えば・・・劇場や映画館から混まずに出られる方法、とか。BGMを流して来場者の歩くテンポをコントロールできれば相当に緩和される、とか。つまり基本的に全部の移動体が全く同じ距離を保って同じスピードで移動すれば渋滞は起きない、と。
・・・最近研究開発が進んでいる「自動運転」の技術が上がればこういうことも可能かと。SFの世界では当たり前になってる観もありますが・・・近い未来はそうなるのかも知れません。
しかし現状ではそういうのはまだ無理なので、どうしても減速することになるETCレーンでその減速の「元」となるバーを撤去してみよう、と。
実際スピードを減らさずにレーンを通るようになれば期待はできるかと思われますが・・・。
そういう技術的な話ではなくマナー的な話となると。かなりキビシイことになる可能性も相当にあります。そもそもバーは突破を防ぐ目的もあったわけですが、それがなくなると今以上に突破していくクルマも増えるだろうなあ、と。
もちろん皆が慣れてこなれてくればそういうのは減ると思うのですが。「邪魔物がなくなったから踏み倒し放題」とか考えるバカも減りそうですし。そういう無法者に対する対策もこなれていくでしょうし。
やがては「高速道路で減速? なんで?」てなことになれば期待通りの効果も望めそうではあります。
・・・でもやっぱりそれまでは大変そうだな、と。まあ、こういう新しい概念てのはどうしてもそうなるもんかも知れませんが。
01:38 AM | 固定リンク