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08/30/2015
誰だって年をとる
わけで、まあ・・・そうなってしまうわけですが。
「ど根性ガエル」のヒロシは59歳、有名キャラの「現在の年齢」を考えてみた(Yahoo!:NEWS ポストセブン)。一年という時間が経てばどんな人間でも一歳ずつ年を食うわけで。それが十回分経てば+10歳なわけで・・・そうなると年相応に思考や肉体も変化していくものではあります。
でもま、それは現実の人間のオハナシであります・・・。
↑記事のお遊びを否定するような野暮を言うわけではありませんが・・・基本的に物語の中の人物は年をとらない、というのが個人的なとこだったりします。本を開けば、あるいは映像を観たりすれば。そこには往時と変わらないあのキャラがいるのは当然なのであります。
・・・もちろん例外もありますが。
作者が意図的に「作品の中の時間」を進めているケースがあります。椎名高志「絶対可憐チルドレン」とか藤原カムイ「ロトの紋章」とか。そういう作品はそういう「成長」をも楽しむことができます。
あるいは作者が意図せずに変わってしまう、とかそういうのもありますが・・・。
デビュー作に多いのですが、当初と現在、そして最終回辺りで全然違う、とか。そうなるとこれは「成長」なのか「変化」なのか、ちょっと分からなくなってきます。↑の前例は明らかに「成長」ですが・・・やっぱりこれは「変化」ということになる・・・のかも知れません。
そしてあえてネタにするケースも。
藤子不二雄の短編に「劇画オバQ」というのがあります。・・・原本が手元にないんですが、はっきりと覚えています。オバケのQ太郎が正ちゃんのもとへ帰って来る、というお話なのですが・・・その頃正ちゃんは小学生ではなくすでにサラリーマン。結婚もしている。そこへQ太郎が・・・。
なんで「劇画」かと言うとタッチが全部「劇画」の濃いタッチ。Qちゃんも帰ってきたし皆で集まろうか、という話になった時ハカセが意外な提案をする。
「みんなで無人島へ行こうじゃないか」
昔の夢。それを思い出そう、ということになるのですが・・・。
最後にQちゃんは正ちゃんのもとから去っていくことになります。「もう大人なんだね」とつぶやきながら。
「あのキャラが今は何歳」という話を聞くと↑コレを思い出してしまって。・・・まあ・・・いつまでも昔のままではいられんもんですが。思い出に浸る気もないんですが。懐かしいなあ、とかそう思うこともほとんどないんですが。
でも・・・本を開けばいつでもそこに「あの人」がいる、というのは・・・なんかいいもんだな、とか思ってしまうのですが・・・。
02:18 AM | 固定リンク