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07/14/2015

のろわれているので

すてられません・・・?
呪い? 窃盗犯が古代遺物を返却・イスラエル(AFPBNews)。具体的に何があったのか、その辺までは分からないようですが。「長く使われていた物には魂が宿る」という思想もありますし、「呪い」というものは存在する・・・のかも知れません。

有名?になったのはツタンカーメン王の発掘後、関係者に次々と謎の不幸が訪れた、とされることからでしょうか。特に重要な関係者二人のうちの一人であるカーナヴォン卿が発掘直後に病死したことから噂が広まりました。が・・・直接発掘に関わったもう一人、ハワード・カーター氏はかなり後に亡くなっています(同姓同名の人が直後に事故死して騒ぎになった、とか)。
そういう意味?での「呪い」というのは存在しない、というのが定説であります。人は予想したモノとちょっとでも似た何かが現れると関連性を想像してしまうくせがあるので・・・「ああいうことしたバチ当たりならこうなって当然だ」的な発想やセンセーショナルな事柄を好む大衆心理からこうなってのでは、とされています。
・・・高名な発掘現場の近くには「墓泥棒の村」がある、とされています。もしこういう呪いが存在するのなら真っ先にそっちが被害を受けそうなものではあります・・・。

しかしそれとは別に「畏れ」という発想もやはり人にはあるものであります。古代の遺物と言っても結局は現代人と同じニンゲンが使っていたものだから・・・でも昔の人には、故人には敬意を払いたい、という思想があるのもまた事実であります(世界中みんなが、というわけではないのですけれど。程度の差は色々な条件によって結構顕著に出てくるもんではありますが)。
そういった面から「呪い」を信じた盗掘者がいても、まあ、ヘンではないんですが。

・・・でもどんなことがあったんだろ・・・かなりイヤなことがあったんだろうなあ・・・職業的に盗みしてるような連中が返すほどですから。明確に「呪い」はなくても「偶然の積み重ね」とか「運命のめぐり合わせ」といったものは存在してると思いますんで・・・いや、ということはそういう意味では「呪い」ということになる・・・? でも「偶然だろ」と一蹴したらそれまで、ということになるんでしょうか・・・?

12:19 PM | 固定リンク