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06/10/2015
どどどっと
「上野発の夜行列車」は消えず・・・豪華列車「TRAIN SUITE 四季島」上野を出発駅に(Yahoo!:乗り物ニュース)。別に上野発にこだわらんでもいいんじゃないのかなあ、というのもありますが・・・なんでどっかで一発当たると「うちもうちも」となってしまうんでしょうか・・・どどどっと皆「右向け右」で走って行ってしまうような。
そして今度は「こっちがダメならこっち」と左に向けてどどどっと。・・・正直なとこ・・・なんだかなあ、と。
豪華な列車はイカン、とかそういうわけではなく。なんで豪華な列車「だけ」にしようとするのか。その辺が分からんわけです。
言うまでもなくJRは国鉄時代から「日本国内の足」だったわけですが、現在はその趣きをやや異にしております。
まあ、たしかにクルマの小回りや飛行機の速さに勝てるか、と言えばそれはかなり難しいところではあるのですが。でも鉄道ならではの利点「大量輸送」「定刻運輸」なんてのもまだまだあるわけです。もちろんその中に「ゆったり豪華な旅」というのがあるのは認めますが・・・その点に関しては船旅の方が有利ではあります(現状、日本では船会社よりも鉄道会社の方が知名度と利便性が優ってるだけで、今後どうなるか分かりません・・・船の方も盛り返してきてる観は強いですし)。
なんか危なっかしいなあ、というのもあります。あまりに刹那的と言うか・・・こう言っちゃ何ですがその場しのぎ、と言うか。歴史と言う点では日本ではクルマよりも飛行機よりも鉄道なわけで(船の方が古いですけど)。そこから来る親近感や連帯感は他ではなかなか真似のしにくいものであります。
・・・そしてさらにここは個人的なとこなんですが。
かのオリエント急行のような豪華な列車、と言うのは一週間くらい平気で乗ってられるような長い路線での話で・・・日本のように二日三日で回れてしまうような地には合ってないんじゃないか、と。パック旅行的に「鉄道+地域観光」と割り切るアレならともかく・・・「とにかく車内を豪華に」「ホテルみたいに」とやっても一泊程度ならそれこそかのブルートレインのように「寝るだけ」に限定した方がまだマシなんでは・・・とか思ってます。その土地その風土に合った乗り物、というのはやはりあると思うのですが・・・さて。
01:56 AM | 固定リンク