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06/03/2015
その目論見
廃タイヤの人工漁礁、目論見外れて海洋環境に悪影響(AFPBB NEWS)。「人工漁礁」というのは障害物的なものを人工的に海に沈めて、そこへ魚などを住み着かせる、というもので海産資源確保の意味合いも当然ありますが環境保全の狙いもあります。多種多様な生態系をその海域でも維持しやすくなる・・・というわけであります。
もちろん、人間ができることですからそんなに大きなもんでもありません。が、小さな効果でも積み重ねていけばやがて大きな動きとなることができます。
沈めるものは例えば廃船であったりコンクリートであったり。長時間海の中に沈めるわけですから物質的に海洋に影響をあまり与えない(つまりは変質したりしにくい)物体が求められていたわけですが・・・。
廃タイヤ。・・・よく考えてみたら物質的にどうなんだろうか、と。
イメージとしては、ちょっと、というのは特有のにおいだとか感触だとかもあると思うのですが。しかし実際のとこ、どれだけのそういった物質が流れ出るか、となると・・・これもちょっと。そういうのが全く出ないもの、というのはある意味非常に希少かと思われますし。
例えば「鉄」なんかどうなんだろうか・・・とか。イメージも実際も色々含めて結構複雑な問題かも知れません。ただ沈めておけばいい、というものではないわけです。
さらに「タイヤが海底を移動して破損させる恐れがある」というのは・・・こっちの方が問題なのかも。意外とこういう例は多いかも知れません。「こんな重いものなら動いたりしないだろう」という陸上の考えでは・・・ちょっと、いや大分甘い、ということになりそうではあります。意外なところで落とし穴というのはあるもんであります。
02:48 AM | 固定リンク