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06/26/2015

奇妙奇天烈動物

よくあることっちゃあ、よくあることなんですが。
「ハルキゲニア」の「本当の頭」見つかる・・・実は上下逆(engadget日本版)。「バージェス動物群」という非常に特徴的な生物の一群があります。生きていたのは約5億500万年前のカンブリア紀中期頃で、かの「カンブリア大爆発(生物の多様性が爆発的に増した時期)」の少し後になります。

「バージェス」というのはカナダの地名で、同様なものは中国やオーストラリア・グリーンランドでも発見されていますが、何よりも最初に見つかった場所、ということでこの名前が有名だったりします。
その特徴は・・・「なんじゃこりゃ」という外見。「ピカイア」とか「アノマロカリス」もこの一群に含まれています。
このハルキゲニアにしても名前(属名)に「夢想」とか「幻覚」とかそういった意味合いを含んでいたりします。化石として見つかっていますから当然復元されるんですが、「丸っこい頭に細長い胴が繋がってて背中に細長い無数の触手を背負い、たくさんの鋭くて長いトゲを足にしたイキモノ」ということになりました。

が・・・研究の結果「背中の無数の触手」が実は「足」で「たくさんの鋭くて長いトゲ」を背負ったイキモノ、ということに。そして「丸っこい頭」は体の一部ではなくて・・・その下に細い「本当の頭」があった、と(別ソースでは「丸っこい頭」は身体の内容物が飛び出た跡で、こっちが体の後部(AFPBNews)とのこと)。
上下さかさまで想像されていた・・・ということなんですが。

まあ・・・こういうのは例えばイグアノドンみたいに今では「二足歩行で親指が立ってる草食恐竜」が発見当時は「四足歩行でツノのある恐竜」だった、とかそういうのもありますし(なんでツノが二本あるんだろう、とかそういう話だったらしい・・・しかも脊椎が足の下、とかスゴイ想像図まで)。
二足歩行の肉食恐竜の姿勢とか、四足歩行のいわゆる「雷竜」の頭部と尻尾の関係とか。羽毛にしても可能性の範囲内で色々言われてたりします。・・・何分にも昔々のことですし。分からんことの方が多いので仕方ないことでもあるんですが・・・。
「前はこうだったのに」とかそんなこだわり?を示す人もいたりして。いやあ・・・世の中って分かってないことばかりなんだ、と言っても信じない人って結構多かったりするもんですが。

01:31 AM | 固定リンク