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05/09/2015

ナマズはナマズ

ウナギではないですし、最初から代用品狙い、というのも・・・?
「S級グルメ」ウナギに負けない清流ナマズ尽くし(Yahoo!:産経)。他にも近大と業者が「ウナギ風味のナマズ」を研究開発中(Yahoo!:朝日新聞デジタル)という記事もあります。
いずれも「将来ウナギが食べられなくなるかも」ということからの対抗策?の一つでもあるのですが。

・・・でもナマズはナマズだよなあ、と。
自分は食ったことないんで(ウナギだってそんなに多くは食べてませんが)味や風味などについて詳しくどう、とは言えんのですが。でも「ウナギがダメならナマズで」から「ウナギみたいなナマズを」となってくるとまた話が違ってくるような。・・・ナマズはナマズなわけで。

まあ・・・でもある意味仕方ないのかも知れません。食物の好み、というのはかなり保守的なものだったりします。妙なイメージや先入観のある食べ物は積極的には買われません。買われないのなら積極的に売ろう、とはなりにくいものであります。
例えば「外来種問題」というのがあります。
ブラックバスやブルーギルなどサンフィッシュ系統の魚は、現在の日本ではほとんどが個人で飼育したり生きたまま運んだりすることを禁じられています。理由は・・・生態系への影響。そういうのが多くいる水場では「釣ったら放さずにここへ」と専用の廃棄ボックスを設置したりしています。なんとか数を減らしたいところなのです。
・・・じゃあ、そういう魚を積極的に食っていったらいいじゃないか。
という声は結構前から聞かれます。が・・・個人経営のレストラン程度で大規模な物流にまでは発展しません。

どうも「ブラックバスは食えない」という認識が多くの人にはあるようで。実際はスズキの仲間で白身の魚。毒なども当然ありません。・・・もちろん、生の刺身で、とかそういうことになると話は別ですが火を通す分には問題ありません。でも魚屋の店頭にででん、と並んでいても誰も買わないでしょう。
何らかの手段で売り込めれば別でしょうけど・・・そこまでやるかどうか。

ナマズも同様で、昔は貴重なタンパク源だった頃もあったんですが・・・昨今はそういうこともなく。見た目のイメージから敬遠される魚になっています。実は一時期アメリカのチャネルキャットという大型のナマズを養殖して名産品にしよう・・・という動きがあったんですがこれも特定外来種に指定されて弱まってしまった、ということがあったりします。
これも外来種だから・・・という側面もあるんですが、今どきナマズなんて泥臭くて・・・とそういう先入観が今でもあるから、というのが一つはあると思われます。

・・・何かやり方があるんでは・・・と個人的には思ってるんですが。売り込み方法とか。そういう方面からも研究してみるとか、そういうやり方もあるのでは、と。結局代用品じゃないか、という方面に落ち着いてしまうのは・・・なんだか色々と惜しい気がするんですが。

02:05 AM | 固定リンク