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04/26/2015
トキは誰のもの
なーんかそんなイヤな予感?はしてたんですが・・・。
「トキ全国公開案」に佐渡が猛反発(Yahoo!:産経)・・・「純日本産」トキはすでに絶滅しましたが、同種(地域的差異ゼロとは言い難いでしょうけど)を中国から移入させてきて、それが少しずつですが増えてきています。
最近では人の手から離れた、戸外での繁殖も確認されつつあります。
今でも「トキ飼育中心地」は佐渡であります。これはキンやミドリの頃からの、いや、それ以前からのトキ保護の拠点だった、ということもあります。今でも最大数は佐渡で確保しています。しかしあまり密集させすぎると病気などで一気に数を減らす可能性もあるため「分散飼育」ということで各地に数羽ずつ移しています。
こちらも基本的に順調に飼育継続なんですが・・・。
分散飼育先で放鳥、ということになるかな・・・いや、そうならないと「日本の野生トキ復活」とはいかないんじゃないか、と自分も思ってたんですが。
・・・観光資源、ですか・・・。
正直なとこがっかりであります。何のためにトキを増やそうとしているのか・・・その辺が、なんかぼやけてしまっていて。たしかに大事業ですから例えば資金面で~という要素もあるかも知れんのですが・・・トキはかつては日本全国で見ることのできた「普通の鳥」でありました。それが・・・絶滅。そして・・・復活。
それ以上何を求めるんだろう・・・? 珍しい鳥を確保しておきたいなら動物園を充実させればいいだけであります。放鳥事業も始まって、さあ、これから・・・! というこの時に・・・こんなケツの穴の小さいことを・・・!
放鳥が始まった頃にもやはり似たような話があって、本州に渡ったんじゃないか、となった時に
「連れ戻せ」
と佐渡の関係者が言ったとか言わないとかあって。・・・やはりこういう感覚になるんですか・・・。
むしろトキが普通になっちまえばこんなアホくさい問題も起きなくなるわけで。それまではこんなことが続くんでしょうか・・・。
02:15 AM | 固定リンク