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04/02/2015

いにしえの

約千年前に開発された薬で耐性菌が死滅(CNN)。「Bald's LeechBook」という10世紀頃、アングロサクソン人の医学書に載っていた眼病に対する治療薬をできる限り再現してみたところ、耐性菌・・・カンタンに言えば薬に慣れ過ぎて薬に効かなくなってきている菌・・・に対して有効だった、とのことであります。
まだ詳しい仕組みや詳細な効果は出てきてないようですが。今後何らかの方法で現代の医学の役に立つのではないか・・・という期待もできます。

温故知新・・・という風にも言えますか。しかしそれでも約1000年前・・・。
日本だと平安時代。紫式部が源氏物語を著したのが大体この辺り(と、されていますが詳細な年代は不明)になります。・・・医学書みたいなものは日本にもあったと思われますが・・・どんな感じだったんでしょうか。
イメージとしては占いやまじないめいた内容が多いんだろうか、とか。
が、その辺りは日本も外国もあまり変わらなかったんでは・・・と思われますが。それでも中には現代に通用するものもある、ということかと。と言うことは探してみればまだまだこういう例があるのかも知れません。
あるいは失伝してしまったものもあるかと。タイムマシンでもない限りもう二度と世に出ることはないわけであります。

逆に言えば現代の「知識」というものもはるか未来では「おお、こんなことが」的な風に捉えられることがある可能性もあるわけですけども。・・・どういう風に伝わっていくのやら・・・?
なお。「LeechBook」の「Leech」とはあの「蛭(ヒル)」のことであります。古来(近年も?)医療目的で使われてきたことから医学書をこう呼ぶらしい、とのことであります。

05:34 AM | 固定リンク