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04/13/2015

まだ早い?

ようやく市民権? 日本の「プロゲーマー」を取り巻く環境(Yahoo!:週刊SPA!)。まだまだ早いと個人的には思うのですが。後30年くらいしたら今の40代~50代前半という「ゲーム端境期」の人たちがいわゆる老齢になるので、そうなると完全に今の「ゲームもマンガも生まれた頃から当たり前」な世代が完全に台頭できるのでは、と。
「端境期」の人たちの中にはゲームなどに抵抗のある・ない人の双方が際立って存在しています。その前、今の50代後半~60代以上の年齢の人たちとなると・・・抵抗ありまくりの人たちがほとんどなので現状、「プロゲーマー」という存在が認知されていくのはまだまだ早いのではないか・・・と。もちろんそう単純な構成でもないのではありますが。

海外(特に欧米)と日本だと捉え方が違うのは、まあ、当然であります。あっちは純粋に「ゲーム」という捉え方ですがこっちは「たかがガキの遊び」と下に見てきたからであります。・・・これももちろんそう単純ではなく。例えばいわゆる「児童向け」コンテンツの違い、とか。明らかに子供だましが主流の日本に比べて欧米のそれはどうだろう? とか。そういう育ち方をしてくればオトナも違ってくるわけです。
実は、「ゲームのプロ」というのが一切日本には存在しないわけではありません。例えば麻雀はプロがいます。しかしこれはきちっとした組織が運営して、長い時間をかけてここまでにしてきた経緯があります。対してまだ日が浅いゲームの場合はどうでしょうか・・・?

ちょっと前に「カードゲームのプロ」を日本で、という動きがありました。「カードゲームのプロ」はすでに欧米では名の知れた存在であり・・・日本でもそういった大会やリーグを作ろう、と。・・・しかし現在では名前を聞かないところからすると頓挫したか、相当に縮小してしまったか、いずれにしてもメジャーになり得なかったと思われます。

「ゲームは子供がやるもの」「ゲームしかしてない廃人なんて」という意識がまだ主流の日本で、プロとなると。・・・意識の力、というのは意外と大きなものであります。それを覆す大きな力があれば話は別ですが・・・そこまでのモノがあるのかどうか・・・?
実際「プロ」となると「ゲームばっかしてお金がもらえるなんて夢のような職業だ!」という甘い話ではないわけで。その辺の意識改革と言うか、そういうとこまで必要なのかも知れません。・・・そう、体育会系の部活からスポーツのプロになるように。それと同じような「教育」も必要かも知れません。

・・・実は↑記事読んだ時に真っ先に頭に浮かんできたのが、かなり前にテレビで紹介されてたカナダかどっかのゲーム開発会社に雇われてる「ゲームテスター」だったりします。新作のゲームをそれこそ一日中プレイしないといけない。色んなやり方で。これもある意味「プロのゲーマー」なんですが・・・給料もらえますし・・・でもかなりキビシイ環境だったはずで・・・こういうのにも憧れたりするもんなんでしょうか・・・?

01:02 AM | 固定リンク