03/20/2015
やりすぎ広告
「ネイティブ広告」誤認防止へ業界が指針策定(Yahoo!:毎日)。明らかに「CM」と分かるテレビやラジオ、あるいは「宣伝」と分かる雑誌や新聞に比べるとネットの場合は「広告?」と分かりにくい場合が多いのも事実であります。
ネットの場合はそのままどん、と広告そのものを掲載するよりも「クリックして!」というワンクッション置くケースが多いからかと。見てる側が能動的にならないと「広告」にならない場合が多いわけです。
一つにはPCのスペックが今ほどもなかった頃・・・とは言ってもそんなに昔と言うわけでもないんですが・・・画像はもちろん動画でCMなんてとんでもなかったわけで。そうなるとテキストで一行、とかそんなことになります。が、それじゃあ目に止めてもらえない。それじゃあ内容に組み込んでしまえ、的なことも往々にしてあったわけで。
そしてやはり多いのが「これで収入を得られる」ということでしょうか。
売買が成立しなくても「この広告を見た(つまりクリックされた)」というだけでも金銭的な授受が発生する、という契約もあるわけです。・・・もちろんある程度「実績」が見込める人や企業相手、ということで。ブログやSNS始めたばっか、というシロウトではそうはいきませんが・・・世界にはコレでメシ食ってる人が多数いるのは事実であります(似たような形式にプロの動画投稿者とか)。
そうなると何としてでも関心を持ってもらいたくなるわけで。そこで「やりすぎ」のケースが出てくるわけです。
ニュースサイト形式で広告リンクを仕込んでおく、とかそういうのは既にメジャーで。専用の「広告サイト」それも現存する有名サイトっぽく作って広告リンクばっか・・・とまるでフィッシングサイト的なものまで。ちょっと前まではスパムメールによるものも多かったんですが、昨今のスパム対策で今はそうでもないかと。代わりにスマホ目当てのこういった「広告サイト」的なもんも増えていると思われます。
こういうのはどうしても「いたちごっこ」になってしまうので、今後は思いもよらない方向への「進化」もあるかも知れんのですが。
それに対して「指針」というのは業界としては当然の対処なわけですが。・・・あまりにしつこい変な「広告」だと広告主にまで悪いイメージ付きかねませんし(こういうのは広告主が直接広告を依頼するのではないわけで)。でもゼロにはならないんだろうなあ・・・と。
何せ対策は充実してきてますが、やはりスパムメールやスパムSNSアカウントが根絶されるわけはないでしょうし、その辺と同じ事情でしょうし。
01:00 AM | 固定リンク