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03/15/2015

げんぼくの原木

もうすぐシーズンですが。
「ソメイヨシノ」上野公園に並ぶ兄弟木・・・これが元祖か?(Yahoo!:毎日) お花見の桜であります。一口に「さくら」と言ってもその種類や品種は実はかなりの数があります。
そんな中で最も有名なのは「ソメイヨシノ」でしょうか。
特徴の一つとして「花の後に葉が出る」というのがあります。桜の系統によってはヤマザクラなどのように「花と葉が一緒に出る」というのもあります。これはこれで趣きがあるのですが・・・花だけパッと咲いた方が見栄えがいいのは事実であります。

しかしこのソメイヨシノ、実から増えることはない、と言います。
接ぎ木などで増やします。つまり、全国の「ソメイヨシノ」は全部「同じ」ということになります。・・・比ゆ的表現でも何でもなく。一本の原木があって、それと全く同じ遺伝子配列を持つ木が全国に植わっている、ということであります。それが上野公園にあるんではないか、と。
・・・これと同じようなケースに「バナナ」があります。今現在主流となっているバナナの品種も「原木」から増やされたもので・・・そのため病気などになると一気に広がる恐れがあります(実は「バナナ危機」というのが過去にあったりします)。

同様のことはソメイヨシノにも言えます。虫害や病気など、何かあると一気に全国の桜が枯れることもあり得ます。その辺の対策、というのも実は重要だったりします。

02:08 AM | 固定リンク