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02/20/2015

継承されゆく

・・・良かった「廃止」じゃなくて。
梅小路蒸気機関車館、8/30で閉館・・・「京都鉄道博物館」へ(Yahoo!:乗りものニュース)。最初見出しだけ見た時には「ついにこれも廃止か・・・!」と早とちりしてしまいましたが。新しい博物館に引き継がれる、とのことで一安心であります。
蒸気機関車の動態保存。もちろんここだけではありませんし、静態保存もあるんですが。ここまでの規模でしかも知名度、となると・・・。
梅小路蒸気機関車館(Wikipedia)

現在、蒸気機関車というモノは主流ではありません。
普通に鉄道を利用する場合、まずお目にかかれるもんではありません。・・・しかし過去には主流でありました。それが現在のようになったのはそれなりに理由があるもんなんですが・・・単なる「時代の流れ」としてしまうにはあまりに惜しい素材だったりします。
1970年代半ばに本格的な蒸気機関車の運用は廃止されました。
・・・後に例えば大井川鉄道(大井川鐵道)とか、国鉄(JR)でも運用はされていますが・・・往時ほどの「復活」はまずあり得ない状況ではあります。

しかしそれでも。営業用ではなくてもいいから、という思いは結構多くの人が持っているようで、各地に蒸気機関車は保存されています。東京の新橋駅の「SL広場」とか。その多くは「静態保存」で・・・再び走るにはかなり困難な状態ですが、それでも思いはキープされています。
そんな中で「梅小路」と言えば。「動態保存」という「動かそうと思えば動かせる」状態での保存車両が多数あることで知られています(動かす、と言っても営業用の線路で・・・となるとまた色々あるんですが・・・)。

こういう機械というのはメンテが重要であります。つまり「手入れ」しないとどんどん劣化していくのが常で、これは蒸気機関車に限ったことではありません。・・・それを継続していく、というのも実際はかなり難しい話だと思われます。現状では蒸気機関車は主流ではないのですから。それも含めて「継承」と。
・・・遺産とかそういう言葉だけではなく。全部継いでいく、というのが重要かと。すでに世代的には蒸気機関車を普通に見ていた世代は少なくなっていきます。・・・自分も一般的に蒸気機関車が走っていたのを見たことはありませんし。でも、こうやって「継いで」いくことができるなら・・・その雄姿も「継いで」いくことが可能となり・・・また「何か」に受け継がれていくことを願えるのです・・・。

01:46 AM | 固定リンク