« ヒル・・・飼いますか? | トップページ | ある開店休業状態 »

02/08/2015

用途が違いすぎる

ニワトリに「なんで飛ばないんだ、この役立たず!」とか言ってるようなもんでしょうか。
震災で「役立たず」と批判された美少女ヒューマノイド「未夢(ミーム)」は今どこに(Yahoo!:産経)。こういう技術の話は好きな方なのに、実は今初めて「未夢」のことを知った自分だったりします。・・・こういうのはやっぱりあったんだ・・・と今さらながら感心?したりしてます。
踊る動画も観ました。立ったまま踊っているんで、これが歩きながらならどうなんだろう・・・そこまで細密な動きはできないのかも知れませんが。「二足歩行」と言っても例えばアシモと人間の「二足歩行」は明らかに違うものですし。そこまでニンゲンそっくり・・・というわけではない、ということかも・・・?
でも歌ったりあれほどに踊れる、というのは一つの可能性の方向であります。現状では「人間と間違えるほどのロボット=完璧なヒューマノイド」というのはまだまだ無理な話ですが・・・限りなく近づけることは可能、という方向を示している、と思われます。

でも東日本大震災で「役立たず」という批判、てのは・・・なんだかなあ。
↑記事からはそういう「批判」がもとで表舞台から退いた、という風にも読み取れます(他の要因もあったのかも知れませんが)。もしそういうことなら関係者の方々にはかなりの心痛だったと思われます。・・・あくまでエンタテイメント志向のロボットに「被災地に行かせろ」とかそういうのは・・・的外れもいいとこであります。
過剰な期待?を持たせてしまった、ということかも知れませんが・・・。
今現在の技術ですと「まだまだ無理」というよりも「ほぼ無理」に近いような状態とも言えます・・・「完璧なヒューマノイド」は。何しろヒトの脳を再現するだけですでに施設的に困難になりますし、手足それぞれを制御、とか色々やらないといけない。それを全部ヒトのアタマほどの大きさで、となると・・・。

まあ、それでも現状では「それぞれの用途に合ったロボット」というところまでは確実に成功しつつあります。工業用からエンタテイメントまで。ゆくゆくはそれらを全て含んだものを・・・! というのが理想ではあります。
まだまだ発展途上の技術であります。それが故に今後が楽しみなのです。

02:14 AM | 固定リンク