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01/30/2015

なんだそりゃ

・・・と思ったんですが・・・なんだか色々背景がありそうな。
フランス警察、「テロ称賛」発言で8歳男児を30分聴取(AFPBNews)。8歳てことは・・・小学生・・・。
あの出版社襲撃事件であります。「宗教的規制」と「表現の自由」のせめぎ合い、といった報道もされましたが・・・明らかなテロ行為であります。
その犠牲者を追悼する黙とうをフランスの学校内で実施。しかし8歳の男子生徒がそれを拒否。さらに「テロを称賛」するような発言を・・・と。

ただし
『男児は警察に対し、「僕はテロリストの仲間」と発言したことを認めている。ただし、警察が「テロ」の意味を知っているかと尋ねたところ、男児は「分からない」と答えたという。』(『』内↑記事より引用)
とのことであります。

これはどうなんだろう・・・とちょっと困惑?してしまいますが・・・。
フランス国内で起きた事件ですから、日本にいる我々以上に緊迫感や圧迫感があったと思われます。・・・またフランスと日本では「報道」「表現」に対する考えに若干の「違い」がある、という話もあります。
いわゆる「エスプリ」というやつで。「ちょっとしたジョークだよ」と言われても我々だと「えー・・・」と引いてしまうような。そういった空気?と言うか風潮が許される向きもある、と。・・・なかなか実例を引きにくいのですが・・・同様の風刺的出版社は日本では、ちょっと・・・という現状が最も合うかな、とは思いますが・・・なんか違うような。日本だとアングラ扱いされてしまうけどフランスでは世間的にはある程度までは許されている・・・と、そんな感触と言うか何と言うか。
しかしそういった雰囲気までは伝わらない人たちも相当数いる、ということでもあるわけです。

・・・それに対して黙とう拒否「僕はテロリスト」というのは・・・宗教的に同意した、ということでなければ・・・「ちょっとカッコよさそうだから」的な何かかな、とも思ってしまいますが。反体制に対する憧れ、というのは誰でも通る道でありますし。やや早熟にそういった方面・・・だったんだろうか、とか。
でもそれで警察が聴取、というのもなんだかなあ、とは思いますが。しかしテロの現場は同じフランス国内なわけで。こういったことに関して年齢は関係ない場合もありますし(各地で少年兵というのが問題になってます)・・・。

こっちから見たら過敏で過剰に見えるんですが。現場では・・・ということなのかも知れません。実際、日本が「現場」にならない、という保障はすでになくなってきてるわけですし。

01:39 AM | 固定リンク