01/05/2015
ただのレストアではなく
これはなんとかできないもんなんでしょうか。
製造元に捨てられたロボット犬「AIBO」の治療にあたる元エンジニア集団(Yahoo!:産経)。1999年ですからもう「前世紀末」ということになりますAIBOが発売されたのは。そして7年で販売終了。これは不人気とか製品に何か問題があったから、とかそういうのではなく単にソニーの販売撤退、というものでありました。
そして去年の3月には修理窓口も閉鎖。
もう部品もない。「死なないペット」だったんですが壊れることは壊れます。そして動かなくなることも。ユーザーにとってそれは「死」と同等のことであります。
・・・ソニーの部門撤退の時にも思ったんですが・・・なんでヤメちまったんだろうな、と。
今後発展が最も見込めそうな分野の一つなわけです。ケアロボットの分野は最近では介護のための筋肉補助器具だとかナースロボットなどでも発展が見られます。そこへ「ペット型」という分野を切り拓いていける可能性のあったAIBOをなんであっさりと切ってしまったんだろう、と。
部門売却とかそういう手もあったわけですが・・・そういうこともなく。それまで蓄積してきたノウハウも散逸してきているかと。・・・もったいないなあ・・・。
最近の電化製品はレストア、つまり修理してもあまり意味がない、と言われます。どうせまた壊れてしまうから、壊れることを前提に作られているから・・・と。
・・・時代的にすでにそういう時代ではなくなってきている昨今であります。そういう意味での「転換」もそろそろ必要になってきている時代だと思うのですが。
03:12 AM | 固定リンク