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01/10/2015
激変の可能性
ただし根源的なとこは変わらん、という・・・。
「3Dプリント革命」で激変する軍事と外交(Yahoo!:AFPBNews)。材質の変化、というのはたしかに大きな「革命」となり得る要素であります。これまでは基本プラスチックだったので、例えばちょっと前に問題となった「3Dプリンタ製の銃」は強度に問題があるのでは? とされてましたし(しかしその材質故に旅客機に持ち込めるんじゃないか、と言われてましたが)。
それが相応の材質を得る、ということになればたしかに可能性は広がります。・・・もちろん軍事や外交だけではなく。
昭和期のSF、と言うかいわゆる「昔のエスエフ」だと例えば「商品を注文すると即座に配送してくれる」とか。かの星新一のショートショートにもそういうのがありましたっけ。・・・各家庭や各施設を地下チューブで結んだ都市。注文すると部品が送られてきて専用のロボットが即座に組み立ててくれる。さらに物品の移動から人間の移動ですらカンタンにしてしまう、というものでした(結末はかなりあっけないもんでしたが)。・・・それとほぼ同じことができるようになる、ということでもあります3Dプリンタの普及。
どこまでいけるか(権利とか色々ややこしそうですし)はまだ不透明ですが、現在の技術でも「離れた場所に同等の物品を即座に届ける」ということが可能になっているわけです。
ただ・・・それにはいくつか「前提条件」が必要であります。
まずネット環境。「設計図」を手に入れるために必要であります。そしてもちろん↑で言うところの「組み立てロボット」である「3Dプリンタ」そして・・・「材料」。全部が全部現行のようにプラスチック類なら問題なさそうですが、専門的なものとなるとそれなりの材質が必要となります。
そういったもんを全部現場で備えておかないといけない。
これが戦場など特殊な場所ならどうなるんだろうか、と。限定された場所だと材料がない、とか。設計図そのものはデータとして携行したりプリンタも軽量化が進むかも知れませんが材料は・・・さて?
・・・まあ、その辺もあるんですが↑記事の「経済制裁に対して」というのはたしかに難しくなる可能性もあります。そうなるとやはりこちらも材料狙い撃ち、とか。現在の産油国ではなく材料を輸出している国が今度は経済的に優位に立つ・・・なんてことも将来はあるかも知れません。
12:00 AM | 固定リンク