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12/30/2014
りさいくる?
アメリカ。ニューヨーク市で「発泡スチロール禁止令」?(CNN) 「発泡スチロール」と言うと電化製品など大きなモノを買った時に段ボールの中に一緒に入ってる緩衝材(最近は別素材も多いですが)ですとか、魚介類を入れておく白い箱、といったイメージですが・・・例えばスーパーの肉や魚の食品トレーなんかも同じ素材だったりします。つまり、「禁止」ということになるとそういったモノにも使えなくなる、ということになります。
→発泡スチロール(Wikipedia)
対衝撃・断熱性に優れ軽量。しかし一定以上の熱には弱く柑橘系の溶剤にも弱い、という側面も。それでも形成しやすさから現代では幅広く使われています。・・・その「使われやすさ」から逆にゴミになる、ということで色々問題も起きているわけです。
例えば・・・こないだノコギリクワガタを買いまして。送られてきたのは発泡スチロールの箱であります。これは中に保冷剤が入っているからと・・・多少の衝撃でも潰されないように、というお店の配慮からであります。もちろんそれは問題ないのですが・・・いざ中身を出してしまうと残ったのは抱えるほどの発泡スチロールの箱。
・・・何かに使えないかな。
とは思ったのですが。しかしなかなか使う機会がない。そこで捨てることになりました(うちの地域では「プラスチックごみ」扱い)。
調べてみると日本でも「発泡スチロールのリサイクルやってます」というところは多いのですが、「家庭用」となるとあまりないのが現状であります。まあ、業務用の廃棄量に比べれば微々たるものですから「捨てる」ということになるのも仕方ないことではあります。
十分な熱量で燃やせば有害物質が出ることもありません。最近はそういう焼却炉を持つ処理場も増えているとか。
一方で「発泡スチロール」としての回収はやってないのですが「ペットボトル」「食品トレー」の回収はやってます、というところもあります。これは区分が国際的にきちっと決まっていて、それに沿うと順当にリサイクルされる、ということになってます。
→PETボトルの識別表示マーク(リサイクルマークン)
この中の「1 PET」というのがペットボトルのマークで、これのついたものはよくリサイクルされています。「6 PS」というのが「発泡スチロール」のマークであります(「5 PP」というのも近い用途で使われてますが)。これを・・・本格的にリサイクルする、ということになりそうなのですが・・・。
実は一部では日本の方がアメリカよりこっち関係のリサイクル率は高い、という話もあったりします。ニューヨーク市での「禁止令」もそういったところから、という見方もできます。・・・これを機にリサイクル率のアップを、と。が・・・猶予期間がある、とは言えなかなか難しいのかも、と思うのですが。
「ヤミ発泡スチロール」とか出回ったりしないんだろうか、とか。なんか、ヘンな方向へ行ったりしないんだろうか・・・と、大都市だけにちょっと心配なのですが。
01:18 AM | 固定リンク