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11/18/2014

差・・・

なんとなく分かるような、なんとなく・・・。
男性は一年毎日同じスーツで問題なし、女性は・・・(CNN)。オーストラリアの男性ニュースキャスターが「実験」で一年クリーニングもせずに同じスーツを着続けた結果は・・・特に何もなし、というものでした。
一方の女性キャスター(当人に実験しているという感覚はなかったっぽいですが)は毎日服装を変えていても批判されることがあった、と。
「私は取材の様子やユーモアのセンスといった仕事ぶりで評価される。一方、女性の場合は大抵、服装や髪形などで評価される」(「」内↑記事より引用)
「性差別」と見ることもできますが・・・さて。

これに近い事象?は日本では普通に見ることができます。学校の制服であります。
制服のある学校、というのはもちろん日本に限った話ではなく。イギリスの全寮制学校とか、東南アジアでも日本に同じような制服の学校もあったりします。・・・しかしなんで「制服」なのか。
どっかで聞いた話ですが(どこで聞いたか思い出せないのですが)。これは「差」をなくすためだ、と。つまり個人の外見上の「差」を一旦なくしてしまうことで全員をほぼ同じラインに立たせることができる、と。
・・・やや時代がかった考え、と取られるかも知れません。一昔前は現在とは違った意味での経済的格差が存在していて、私服にするとその「差」が目立ってしまう、そんな時代がありました。その名残、とも取れます。

↑男性キャスターの場合も「男性」「スーツ」という「差」のない服装だったため何も言われなかった・・・という見方もできるわけです。一方、「差」のあった女性キャスターは色々言われてしまう。
所詮は外見のことなのに、それで中身まで・・・という批判も一理あるのですがヒトというのは基本視覚の生き物なため、これはある意味仕方ないことなのかも・・・と個人的には思ってしまいます。見た目のインパクトというのは大事であります。

・・・それでも↑記事で男性キャスターは同僚に気づかれ、スーツをクリーニングに。見る人は「差」を見ているわけで・・・そういうとこもまた人間だなあ、とか思ってしまったのですが。

02:26 PM | 固定リンク