10/03/2014
むなしい・・・?
世界で四番目に広かった湖、現在はほぼ消滅(CNN)。湖の名は「アラル海」で、中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンの国境をまたぐ地域にあります。・・・しかしその東半分はほぼ消滅。
「旅をする湖」というのがありましたが・・・アラル海は「消滅」しつつあります。
原因は環境の変化とか温暖化とかそういうのではなく。旧ソ連に属していた1960年代に湖に流れ込む二つの川の流れを運河へ流入させた、という人為的なものであります。
世界で四番目、ということでアラル海には漁師など湖水を利用する人たちもいたんだそうですが、今はほとんど操業は無理のようであります。
さらにこの湖、「海」という名称がつくくらいで若干の塩分を含んでいました。それが大部分が「消滅」して湖面が減ったことにより塩分濃度が上昇。一種の「死の湖」と化してしまった・・・と。
さらに湖底に沈殿していた廃棄物や農薬などが晒されて風に舞う、という事態になっている、という話もあります。
・・・何とか手を打てなかったのか、誰も何もできなかったのか、とは思いますが・・・。
地域的になかなか難しそうなところですし。旧ソ連からロシア、というのも大きいかも知れませんが・・・何と言うか・・・むなしいところではあります。
12:22 AM | 固定リンク