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10/05/2014
ただのばいきんじゃねえよ
いや、ある意味「ただのばいきん」ですが。
オランダ・アムステルダムに世界初の「微生物動物園」オープン(AFPBBNews)。様々な展示があったり、エボラウィルスの巨大模型もあったりするそうで。
さらに来園者の身体をスキャンして存在する微生物の情報を提供してくれる・・・。
まさかサンプル採取して培養、というわけではないでしょうが(時間がかかりますし)・・・身体を「見て」存在しそうな微生物の情報を、ということかも知れません。
いずれにしても、かなり面白そうなんですが・・・オランダ。ちょっと行ってくる、というわけにもいかないなあ・・・。
こういう海外の施設?を見るたびに「日本だとどうなるかな」と考えてしまうのですが。
・・・ちょっと無理かなあ・・・。
こういう事情は海外も日本もそう変わらんと思うのですが、「身体に微生物」と言うと「有害なばいきんがいる」とかそういうことになって「除菌」や「殺菌」を、とかそういう流れになりそうな。実際には微生物の全部が全部害をなすわけでもなく(そもそも「害をなす」という発想そのものが人間からの視点なわけで)むしろ「益になる」場合もあるんですが・・・なかなか理解してもらえそうもないような。
しかしそれでもこういう「動物園」がオープンできる、というのは・・・なんか欧米だなあ、と。
例えばBSやCSであっちの科学ドキュメント番組をやってますが、中には寄生虫の番組なんてのもあるわけです。もちろんその映像には寄生虫が出てくるわけで・・・そういう番組だから当たり前なんですが・・・こういうの、日本じゃ絶対公的には放映できない、いや、やらないだろうな、と。
捉え方の違い、と言いますか。何だろう、不特定多数の捉え方の違い、とでも言いますか。
「こういうのを楽しめる人たちがいる」ということを理解している・・・ような。日本の場合「とにかく大勢を楽しませられればいい」という発想が主になっているような・・・?
多分日本で「微生物動物園」やっても最初はマスコミも取り上げて繁盛しても、そのうち閑古鳥、とかそういうことになりそうで。送り手と受け手の違い、みたいなもんもあるかも知れません。
・・・でもこういうのでもきちんと運営できるような素地を、やはり日本にも育てていった方がいいとは思うのですが・・・やっぱり無理かなあ・・・。
02:07 AM | 固定リンク