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10/10/2014
発祥というより
発生? 発現?
芸術「発祥」の地、欧州ではない? インドネシア壁画年代測定で新説(Yahoo!:AFP=時事)。そもそも「芸術」とは何か? ということになるとこれは単純に「抽象的思考」ができるから、ということではなくなってくるわけですが(それこそ「発祥」がどう、でとどまらなくなってきますし)・・・しかしいつ、どこからこういった「芸術=何かを表現する」という習慣?が始まったのか、というのは非常に興味深いものがあります。
単純に「生存していく」というだけならこんなもん必要ないわけです。仮に壁画のバビルサが「こういう獲物もあるからよく覚えておいてね」という教科書的な役割を果たしていたから必要だった、としても。別に手の壁画を添える必要はなさそうなものであります。
個人的には世界で同時多発的・・・というよりあっちこっちで勝手?に発生していったもんではないか、と思ってますが。遺跡として見つかってるのが欧州で多いだけで。他にも別の表現方法があったんでは・・・と。
例えば欧州やインドネシアでは現代まで残っているので「発祥」がどう、とも言えますが・・・これがいわゆる水性インク的なものが使われていたら、とてもじゃないですけど現代まで残ってないわけで。あるいは視覚的なもんだけではなく聴覚的なものとか。そういったもんが世界のあちこちにあって、やがて発達していって様々な事情で交流していって今のようになった・・・。
しかし人類はアフリカ大陸発祥で、いわゆる「グレートジャーニー」によって世界中へ広まっていった、ということだと何らかの「芽」はすでにあった、ということかも知れません。そうなると長い時間をかけて伝播していった「芽」が各地で育っていって芸術となっていった・・・のかも?
その辺の事情はたしかにナゾであります。・・・いや、あるいは「発祥とは」とかそういうことを「考える」こと自体がちょっとヤボなのかも知れません。あれこれ詮索するもんではなくただ「美しい」「良いものだ」と感じることの方が重要なわけですし。
10:26 AM | 固定リンク