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08/10/2014
とあるセルフィー
サルの「自分撮り」画像を巡って法廷闘争へ(Yahoo!:AFP=時事)。写真家のデービッド・スレイター氏が2011年に投稿したもので・・・黒いサルが笑顔?を自分撮りした、とされる画像。これがあのWikipediaの画像データベース(基本的に著作権フリーのものばかり)に掲載され、スレイター氏は「所有権は私にある」として削除を求めている・・・という裁判であります。
その画像はこちらで見ることができます。
→Wikipedia refuses photographer's request to remove animal selfie because MONKEY took the picture(Mirror:英語)
氏がインドネアシアで研究グループに同行した際、サルが私物の中からカメラを取り出して「パチリ」とやった、ということのようであります。
単純に考えると「著作権=誰かが作った時点で発生」なので「サルが撮ったらサルもんだろ」ということになります。お父さん所有のカメラで娘が撮影したら「著作権」は娘のものになるかと。
・・・しかし、動物が「作った」のならどうなるのやら・・・?
タイかどっかに「絵を描くゾウ」というのがいましたが、あれは・・・やはりゾウに著作権があるのかそれとも運営している動物園に、ということになるんだか・・・?
Wikipedia側は「アメリカでは動物に著作権を認めていない」ということで「著作権フリー」の画像としています。
一方、スレイター氏は「所有権はカメラを持つ私にある」としています。著作権と所有権。権利関係は実際かなりややこしいですし、国や地域によっても変わるので、どっちがどっち、とも言えないのですが・・・。
最近のカメラは動物でも扱えるほどカンタンになってきてますし。↑この画像はヤラセではなく、本物だとしたら・・・こういうケースは今後も増えてくるのかも知れません。
中世以降のヨーロッパでは「動物裁判」的なこともよくあったそうで。勝手に草食ったからこの牛は有罪、とか。たしか昆虫が被告になった件もあったような。どこまでが本気だったのか、今とはやや事情が違うので何とも言えませんが・・・まさかそういう方向へ転がったりはしない、と思いますが・・・?
02:03 AM | 固定リンク