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08/06/2014

それなりにグレー

内閣府消費者委員会「ノンアルコール飲料はトクホにふさわしくない」(Yahoo!:毎日) ここで言う「ノンアルコール飲料」とはもちろんジュースとかお茶のことではなく。「アルコールに風味が似ているけどノンアルコールな飲料」ということだと思われます。
そして「トクホ」というのは特定保健用食品のことで、薬ではないけど効能を示すことのできる食品のことであります。当たり前ですが「トクホ」のお墨付きをもらえれば話題性アップで売り上げも・・・ということなんですが、取得にはかなりの時間と労力が必要とされています。

まあ、そういう事情もあって各社「トクホ」取得を懸命に目指しているのですが。
「ノンアルコール飲料」の方も、色々あるようであります。アルコールを含まないために未成年者も購入できる。でも、これをステップに今度は本当のお酒を飲みたくなるんじゃないか、というのは前々から言われていたことであります(科学的に立証されているかどうかは、さて?)。
そこで「これはお酒ではありませんがお酒みたいなものです」的な注意書きをしてみたり。お酒コーナーの一角に陳列することで「オトナ向け」をアピールしたりしています。

個人的には・・・なんでそこまでビールやらチューハイやらの「味」だけを求めるのか、ちょっと理解できません。お酒飲みたいのなら万難を排して飲めばいいだけの話で。正直、メーカーの思惑に乗せられてるなあ、という観は否めません。そりゃ、これで飲酒運転などの危険な行為が減る、というのなら積極的に推奨していくべき、と思いますが・・・運転あるのにそれでも酒呑もうとか考える奴がこんなんで満足できるわけもないでしょうし。
「ノンアルコールだから100%大丈夫」というわけでもなく。「酒気帯び」は呼気中にアルコールが含まれるか、ですが「酒酔い」は見た目明らかに酔っ払ってる状態のことを言います。いわゆる「場酔い」の延長で妙にハイテンションになっちまったりしたら・・・どうなるんでしょうか・・・?

それでもメーカーは商品売らんといかんわけで。その上でこういったノンアルコール飲料が売り出されている・・・ということにどうこう言える立場にはないんですが。ただ、なんかやっぱり「グレーゾーン」だな、と。法律上禁止されてはいませんが「未成年はなるべく買わないでくれ」的なものであります。
そこへ健康的な付加価値をつける、となると・・・やや違った方向へ進みそうな気もします。
実は世界的に「禁煙」に続いて「禁酒」に流れが向いている、という話もあって・・・そこら辺からもこういった判断に影響があったのかどうかは定かじゃないんですが。でも流れとしてはやはり・・・と、そいうことなのかも知れません。

03:20 AM | 固定リンク