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08/30/2014

「てんぐ」ではなく

「デング」熱・・・時々間違えられたりしてますが。
デング熱媒介 刺されないには(Yahoo!)
代々木公園に続き、埼玉でも患者が出ています。約70年ぶり、ともされる国内での発病ですが・・・知っていればむやみやたらと蚊が飛んできて慌てる必要もなかったりします、デング熱。
まず「ヒトからヒトには感染しない」「蚊が媒介(蚊に刺されると発症)」ということで身近の蚊を駆除していく、というのが最もカンタンな対処法化も知れません。

元々は熱帯地方の病気で高熱・頭痛・筋肉痛などが起きます。・・・もちろん「ああ、なんか痛いなあ」とかそういうレベルではなく、かなり激しい痛みを伴うことも。通常は10日くらいで後遺症もなく治るんだそうですが・・・重症化すると死に至ることもあります。
インフルエンザ・・・とはやや違う症状ではあります。しかしどちらも重症化すると命に関わります。
ただ、インフルエンザはヒトからヒトへ感染していきますが、デング熱はそれがありません。そのため蚊さえどうにかできればかかる可能性はグッと下がることになります。

元来が熱帯系の病気の理由は通常媒介してくる蚊(ネッタイシマカ)が基本的に日本にいないからであります。が、近い種の「ヒトスジシマカ」は日本にもいて、これが媒介することもある、と。
温暖化の影響で日本でもデング熱が? ということは前々から言われてましたがこれは一つには熱帯性のネッタイシマカが北上してくるんじゃないか、生きていける環境になっちまうんじゃないか、という懸念があったからでした。
・・・今回、特にネッタイシマカが確認されたわけではないようなので、そこまではいかないのかも知れません。が、注意するに越したことはないわけであります。

蚊を駆除するにはまず「水場」をなくすこと、とされています。
蚊というのは実はかなり生活サイクルの短い昆虫で、タマゴから数週間で成虫になります。で、人を刺してまた繁殖する。冬場になって気温が下がると冬眠したりもしますが、幼虫(ボウフラ)サナギ(オニボウフラ)で過ごすことも可能。
しかもコップ一杯程度の水さえあれば繁殖可能、という・・・これで冬場でも活動できるのが当たり前、ということになったらさらに大変なことになります。

それでも。所詮は「カ」であります。防御力の面から言えば最弱クラス。薬剤散布や蚊取り線香で一気に成虫を落としておいてから庭の水場を潰していけば相当に打撃を与えることはできます。
・・・まあ、そこで「ヨカッタヨカッタ」と油断するとまた増えることになるんですが。防御力は低くても探知能力や付随能力はかなりやっかいなわけで・・・やはりきちんと見ていくことが必要ではあります。

02:02 AM | 固定リンク