« 野生の肉 | トップページ | 不安のない人間なんて »
08/23/2014
二つほど 8/23
「流行り」で二つほど。
一つ目。「スターバックスで他人にコーヒーをおごる」2日間で750人(Yahoo!:CNN)。「喜捨」とかそういう考え方は実際に欧米では深く根付いていたりするものであります。例えばアメリカの大都市ではホームレスへの炊き出しを教会が行ったり、大企業が慈善団体に相当な額を寄付する、というのはよくあることだったりします。
日本でももちろんそういうのはあるのですが・・・。
↑の「コーヒーおごる」も恐らく一番最初の人は善意からの「一杯」だったかと思われます。しかしなんだか義務めいてくるとまた話は違ってくるわけで。まあ、一種のお祭りみたいなもんかな、とも思いますが。
・・・日本だとこういうのは流行らないかも。まず遠慮する人が多そうで。でも、結構な人数で「おごり合い」とかになってしまうと「じゃあ、自分も」とかそうなって社会的なムーブメントに・・・ということもあるかも知れません。社会的迎合性が高い、と言うか誰かがやっていいのなら自分も・・・とそういう性質は日本人によくあるもんですし。
二つ目。「頭から氷水は強制ではない」日本ALS協会、寄付に感謝も「心配」(Yahoo!:ITmediaニュース) 例の「Ice Bucket Challenge」であります。バケツ一杯の氷水を頭からかぶるか100ドル寄付するか。あるいは両方やるか・・・難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する認知度アップを願って患者の父親がネットに氷水かぶる動画を流したのが最初、とされています。日本だと「なんで氷水?」という微妙な印象ですが、アメリカスポーツ界では祝福を意味する、という話もあり・・・セレブが氷水かぶってる動画が連日アップされていたりします。
ただ、↑と同様、コレもなんだか義務めいてきてます。
スタバの場合は「次の人に」ですが、こっちは次に「氷水か100ドルか」をやる人を三人指名できます(人数に制限はない、という話も)。一般人が有名人を指名する、あるいはセレブがセレブを指名、ということもあるわけで。そうなるとやはり実行せざるを得なくなります。
・・・ちょっと心配なのは「氷水」ということでその冷たさによる弊害もありますし・・・やりたくないのに氷水、なんだノリ悪いなさっさとかぶれよ的なことにならないか、ということであります。実際、やってることは「このメールを何人かに回さないと不幸になります」というチェーンメイルとほとんど同じなわけですし。
・・・これでALSの認知度が上がるのは喜ばしいことなんですが「ああ、あの氷水の」とかヘンなイメージがつくのもどうか、と思いますし。何か事故でも起きれば逆効果にもなりそうですし。
でもあんまり長続きしないような気もしてます(↑も含めて)。一種のお祭りというのは廃れるのも早いもんで。・・・また「次」が出てきてこっちは・・・ということになりそうな。
03:01 AM | 固定リンク