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06/02/2014
毒、あります
オーストラリア・山火事後に生え広がった野草を食べたヒツジがまるで薬物中毒のように(AFPBBNews)・・・「大丈夫だろう」とヒツジに食べさせたら被害が広がった、とのことで。食べたヒツジはしばらくすると「まるで薬物中毒」のような症状となり・・・死んでしまうこともあるようです。
これは決して新種の毒草が生えてきたわけではなく。恐らくはフツーに生えていた、と思われますが・・・。
山火事によって一気に表層の植物が焼き払われます。そしてその後から植物は順次復活していくわけですが・・・ここで真っ先に繁茂できた植物はある意味アドバンテージを得ることになります。・・・日の光を大量に得ることができるわけで、そうなると後々も有利になります。
ただ、それも長くは続かないのが常でもあります。成長は遅くとも高くまで生育できる「木」が生え始めると「草」はどうしても立場が弱くなり、勢力を削がれていくことになります。
そのため草原をキープしたい場合、定期的に「野焼き」「山焼き」をするところもあったりします。その方が背の低い植物にとっては有利なわけです。
しかしヒトが管理できるわけもない山火事。焼き払った後にどんな植物が台頭してくるか・・・その辺の予想はかなり難しいものと思われます。
さらに「毒のある植物」というのは実は結構身近にあるもので。例えばアジサイ。これは葉に「毒」があり、ヒトは食べると危険だったりします。モノによっては命にかかわるものもありますし、あまり知らない草を口にするというのはヒツジだけでなくヒトにもあまりオススメできないものだったりします。
02:11 AM | 固定リンク