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06/03/2014

立ち位置が違う?

アメリカ・図書館の消滅は杞憂? 利用増加中(CNN)。電子書籍やネット通販などで「利用者減?」とされている図書館ですが。日本だと某飲食チェーンと組んだりした例もありますが・・・アメリカはちょっと事情が違うような・・・?

単純に「利用者増」というだけではなく、自治体と言うか地域との密着性?みたいなもんがあるのかも、とか。
日本の場合、「図書館」と言うと・・・あまり大きくない建物に本がぎっしり、という印象が自分にはあったりします。・・・これまで行った公的な図書館というのは実はそれほどないのですけれど。いくつか行った印象は・・・蔵書数はあっても展示してあるだけ、といったところであります。
・・・しかし最後に行ったのはもうンン年前とかそんなところですから、今は・・・大分変っているのかな、とは思いますが・・・。

しかし↑記事で見る限りあっちの図書館はかなりスケールが違うような気がするのですが。
ただ本を読んだり資料を調べたりする場所、というだけではないような。・・・飲食チェーンと組む、というのとはまた違う方向性があるような。
・・・実は本屋も日本とあっちではやや様相が違っていたりします。
日本の「本」と言うと表装のしっかりしたハードカバーも文庫本も同じような認識ですが、その「文庫本」は基本的にはあっちには存在せず・・・「ハードカバー」と「ペーパーバック」に分類されています。「ハードカバー」は日本と同じように高価な本なのですが「ペーパーバック」は文庫本よりもさらに安価な、カバーも何もなく紙質も上等とは言えません。日本のように「どんな本でも長持ちさせる」という発想ではなく「ペーパーバック」は「しばらく読んだら捨てる」という発想ではないか、と個人的には思っています。

その分「ハードカバー」に対する愛情?は濃いものがあって、そういうところから図書館に対する考え方も違うのかな・・・と。
↑記事中に幼少期に両親と訪れた図書館の楽しさが根底にあるのでは・・・というくだりがあります。・・・こういうとこでも日本とは違うのかも知れません。日本の図書館も一種知的交流の場になってはいますが、「親に連れられて来る」というよりは「学生になってから調べ物や趣味で訪れる」とかそういうイメージがあるような。
まあ、個人的なとこですけど。
図書館にせよ電子書籍にせよ、コンテンツ・内容に変わりはないわけでその辺の「選択肢」はキープしておいて欲しいなあ、とかそんなことも思うのですが。

01:15 PM | 固定リンク