06/19/2014
摂りすぎれば
何でも毒、ということではありますが。
シナモンロールの有害性?分類変更でEUでの規制回避(AFPBB News)。長期間にわたって摂取すると身体に影響が出る、とされていて食品添加物として各国で規制されている「クマリン」という物質が論争の原因であります。
・・・なんだか可愛らしい?名前ですが。
シナモンの芳香のもとにもなっているので(桜餅の芳香のもとでもあります)当たり前ですがシナモンロールにはこれが含まれています。が、長期間摂取すると肝臓や腎臓に悪影響が出る(肝毒性)とされ・・・各国で規制されているわけです。
→クマリン(Wikipedia)
直接このクマリンを使っているわけではありませんがいわゆる「クマリン系」殺鼠剤というのもあります。
その他、ウォツカの「ズブロッカ」とか。
→ズブロッカ(Wikipedia)
ああいう系の匂い、と言うか風味と言うかそういうのの「もと」になっているのがクマリンなのですが。
・・・それを規制しよう、というのは分からんでもないんですが・・・。
焼き菓子1キロ当たり15ミリグラムというEUの規制。これを「シナモンロールとその類似製品は伝統的なデンマークの菓子パンとみなされ、最終製品1キロ当たり50ミリグラムまでのクマリン含有が認められることで合意に達した」(「」内↑記事より引用)というのは・・・なんなんだろうなあ、と。
健康上問題ありそうだから、ということで規制してたはずなんですが・・・それが3倍以上の含有量でOK、というのは。伝統食や時折しか口にしない、というのが理由の一つらしいのですが・・・食うところだともっと食ってるんじゃないのかなあ・・・。
例えばアメリカでもクマリンは規制されていて、↑ズブロッカはアメリカで発売されているものはクマリンを含む主原料バイソングラスを使わず、合成されたものを使って芳香を醸し出しているんだとか。
そういう規制もあるにはあるんでしょうけど・・・だったら「脱クマリン」シナモンロールと「伝統食」シナモンロールと分けてしまった方がいいんじゃ・・・? それともそういうのはやはり難しいのでしょうか・・・?
実際、こういう意外なとこでの規制、というのはほんと意外に身近なとこにもあるものですけれど。きちんと迂回?できるかどうかはまたちょっと色々あるようであります。
01:17 AM | 固定リンク