06/09/2014
未来のクルマ
排気ガスも出ない、出るのは水だけ、というある意味「究極のエコカー」なんですが。
進まぬ水素スタンド設置、燃料電池車普及不透明(Yahoo!:産経)。カンタンに言えば水素と酸素を化学反応させて「水」となる際に発電する、という仕組みであります(もちろんそんなカンタンなもんじゃないんですが)。何かを「燃やす」わけでもないので排気ガスも出ない。必要なのは水素だけ、という乗り物なわけです。
無論のこと各国で研究や開発が進んでいて、すでに実車的なものもできているんですが・・・。
当たり前ですがそのためには水素を手に入れられるようにしないといけません。
が・・・水素というのは実は結構ヤッカイな代物で。原子番号1番ということで最も軽い気体、ということでかつては飛行船なんかにも使われていたのですが・・・。
事故が多発して原子番号2番のヘリウムに移行した、という経緯があります。水素よりもヘリウムの方が安定しているので事故が起きにくかったりします。・・・ということは今度は反応が起きにくい、ということでやはり「燃料電池」としては水素を使う必要があります。
そしてもちろんその性質故に取扱いには慎重性が求められるわけで・・・そういう「安全性」の研究・開発が今後最も大きな要素となるかも知れません。
さらに。まだ「水素燃料電池車」というのは一般には浸透してないわけで。その中で「水素スタンドを作ろう」ということになっても・・・んじゃあ、ガソリンスタンドに・・・って、なんか大丈夫なのかな、とかそういうことになりそうですし。
よく考えてみたら電気自動車の「電気スタンド」って今どれくらいあるんだろうか、と。自宅で充電、というのはよく聞くんですが・・・出先で充電というのは・・・? ハイブリッドなら「充電しながら走行」というのも可能でしょうけどそれだけでは意味ないわけですし。
本当はその辺から始める必要がある・・・のかも知れません。ヒトより技術の方が先を行くのはよくあることなんですが、だからと言って無理にヒトの速度を高めるわけにもいきませんし。
02:05 AM | 固定リンク