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05/10/2014

世代間格差なんて

実はそれほど存在してないのかも知れません・・・認識する、という範囲内では。
IE欠陥騒動、差を笑う人埋める人(Yahoo!:産経)。例のブラウザ、インターネットエクスプローラーの大規模欠陥騒動であります。すでに修正プログラムは配布されて一安心、といったところなんですが・・・同時に「よく分かってない人たち」の騒動も浮き彫りになる、ということになってます。
・・・まあ、こういうのは別にIEに限った話ではなく。xpのサポート終了でも「xpが使えなくなる」「PCを廃棄しないといけない」と騒動めいたことになりましたけど・・・これがある程度地位のある人たちが「騒動」起こすとその下の人たち(ちゃんと事情を知っていてそこまで慌てる必要もないことを知っている人たち)に無用な作業を押し付けることになるのも・・・事実だったりします。

現在10代から30代の人たちならば当たり前に存在している「スマホ」もそれ以上の世代の人たちにとっては「少し前に出てきた携帯の一種」でしかありません。そもそも携帯電話が今ほど普及していない頃に働き盛りだった人たちの多くにとっては何が何だかよく分からないシロモノであります。
PCも同様で本格的に普及し始めたのは21世紀から、と言ってもいいかも知れません。インターネットサービスのプロバイダが乱立し、電話回線を利用したネット全盛時代への突入。そしてISDNからADSLから光回線。ここ20年足らずの間にどんどん進歩しています。でも・・・そういうのに全く触れてこなかった世代にとっては「?」の連続になるのは仕方ないことではあります。

逆に考えてみる手もあります。時々テレビなんかでも特集される「若者言葉」ですが・・・自分も若干「?」になることがあります(最近のは大抵ネット用語が語源なんである程度までは分かりますが)。これがもっと上の世代になれば「???」になっていくわけですが・・・そういうのに触れていない、でも↑のように年配の人たちのPC知識不足を笑ってる世代でも「?」になる可能性は十分にあるわけです。
今はそうでなくても。そのうちそうなってしまう可能性は非常に高い。
外部からの刺激に対して慣れてしまうから、という説があります。年齢を重ねると「慣れ」が出てきて新しいことを避けるようになってしまう。大体こんなもんだろ、こうなっていくもんだろ・・・とこれまでの経験や知識によって理解をあきらめてしまう、ということであります。そうなったら当たり前ですが詳しいことなど分かるはずもなく。自分の知識や経験に見合った程度の認識しかできなくなってしまう・・・。

「オレはそんなんにはならないね」
と言ってる人ほどいつの間にか「無理解なオトナ」になっていったりします。・・・そうならないためには常に好奇心をもって様々な事柄に当たって行って、様々な知的衝撃を得る必要があるんですが・・・これが実はなかなか難しかったりします。年齢を重ねる、ということは色んなしがらみも得ていく、ということですから。

まあ、それとは別に明らかに思考ですら他人に任せてしまって責任も他人におっかぶせようとするダメな人間もいますけど・・・やる気と時間があればとりあえずどうにかなると思うのですが。それを怠って「だからこんなものはダメなんだ」という思考停止してしまっては・・・進むもんも進まないものではあります。

02:05 AM | 固定リンク