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05/21/2014
忘れてしまえ
Googleへの情報削除命令、広がるネット検閲?(Yahoo!:AFP=時事) EU司法裁判所の判断は「作成者がはっきりしないサイト上の情報を、Googleは望まれれば見えないようにしなければならない」ということだと思われます。
今後多くなってきそうなのですが・・・ウェブサイトを作成したけど作った人が何らかの事情で更新も削除もできなくなってしまった、とか。これが単純に忘れてた、というものならいいのですが・・・作成者がこの世にいない、とかそういう場合はほとんど修正が不可能になります。
有料ホームページとかそういうのなら払い込みがなくなったので強制削除、とかそういうのもあるでしょうけど・・・無料の場合は半永久的に更新されないまま残ることになります。
さらにサイト作成だけではなく掲示板への書き込みとかその他アプリ関係で晒した情報とか。
Googleが採取して抱えている情報は基本的に全て検索結果に出てきますから(もちろんアダルト関係を非表示に、とかそういう設定はできますが)一度ネット上に拡散してしまった「忘れたい」情報や・・・停止してしまったサイトなども全部検索されることになります。
そういったものを検索結果から除外するにはフィルタをかけなければなりません。が、これをやると「検閲」ということにもなりかねない・・・。
地道に「火消し」していく方法と言うのもないわけではないんですが、これは拡散しきってしまうとまず不可能です。では打つ手なしか、と言えば。実は「放っておく」という方法もあります。
ネットというのは巨大な百科事典みたいなもので、Googleはこれの目次の一部、みたいなもんであります。実に膨大な情報量なんですが・・・欲しい情報を得ようと思ったらこの巨大な百科事典を自分で開いて自分で探す必要があります。・・・そこらの図書館よりもはるかに巨大で尋常じゃない量から探し出す。Googleなど検索サイトもすべて把握してるわけでもないですし・・・まさに「広大なネットの海」にどんどん沈んでいくのが情報でもあるわけです。
あれこれ手を加えようとすると相当な手間と時間と規制が入るのが現状なわけで。そういうとこ、どこまで踏み込まないといけないのか・・・。
・・・それでも現在それで困ってる人たちに「放っておけ」と助言するわけにもいかず。なんとか・・・と言ってもある程度は・・・方策を決めておく必要はあるのですけれど。
01:30 AM | 固定リンク